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「貴方にナイトレイブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます！」
クロウリーが高らかに宣言する。
「「え！？」」
この宣言には皆驚きだ。
「わ、私魔法が使えないのに良いんですか！？それに、女だし、19歳ですよ！？」
少女が驚いたように問う。
そんな少女の問いかけに、クロウリーは笑顔で答えた。
「えぇ。なんせ私、とびきり優しいので。」
「あはは。」
流石クロウリー。ぶれない。
「ですが、1つだけ条件があります。貴方は魔法が使えない。魔法士としては論外です。満足に授業を受けることすら出来ないでしょう。」
「…はい。」
分かってはいたが、現実は厳しい。
どうせならトリップ特典で魔法を付けてほしかったところだが、そんなことはない。
少女はうつむきながら頷く。
それを見てクロウリーは優しく微笑み、グリムを見る。
「そこで＿＿グリムくん。」
「な、何だゾ？」
「君は今日、魔法士として十分な才能を持っていることを私に証明しました。よって、Aさんと2人で1人の生徒として、ナイトレイブンカレッジの在籍を認めます。」
「ふなっ！」「え…」
グリムと少女は驚いたように顔を合わせる。
＿オレ様は…絶対、絶対！大魔法士になってやるんだゾー！
そんなグリムの言葉を思い出した。
「オ…オレ様も、この学園に通えるのか…？雑用係じゃなく、生徒として？」
「はい。＿ただし！昨日のような騒ぎは二度と起こさないように！いいですね？」
グリムの問いに、しっかりと深く頷いたクロウリー。
その答えを聞き、少女は思わずグリムを抱き寄せた。
「ふ…ふなぁ。A、オレ様…。」
「うん！うん！良かったね、グリム。今日から一緒に頑張ろう！」
「ふなぁ〜〜！！やったんだゾ！」
少女の膝の上で喜び飛び跳ねるグリム。
その光景をクロウリーは優しい目で見て、懐から何かを取り出した。
「それでは、ナイトレイブンカレッジの生徒の証である魔法石をグリムくんに授けましょう。」
そう言って、紫色の綺麗な石をグリムの首輪に括り付けた。
「ほわっ！？魔法石！？」
「本来生徒は魔法石が付いた＜マジカルペン＞を使うのが決まりですが、その肉球では上手く握れないでしょう？」
どうやら、グリム用の特別カスタムのようだ。
クロウリーの自画自賛が止まらない。
そして、グリムも喜びがありあまり、踊りだした。
「私優しすぎませんか？」
本当に優しい人は自分からは言わないのだが…。
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
