痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ50)

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ごじゅうページ50

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玲於『、、エリカちゃん？』

あの夜から毎日連絡くるけど返してなかった。。変に勘違いされたくないし。

エリカ『あっ、、お友達？』

隼『？どーも。』

エリカ『あの、、玲於くんもしよかったら少し時間あるかな？。。。連絡しても返事返って来ないし、、大事な話しがあるの。』

玲於『...や、時間ない。今こいつと居るから。』

隼『..あぁ！！そういう？、、俺はいいから(笑) ゆっくり二人でどーぞどーぞっ！』

玲於『隼っ！』

変な空気の読み方してんじゃねーよ！マジで勘弁して。

エリカ『、、お願い、玲於くん。。。』

今にも泣きそうなくらい目に潤ませてお願い、なんてずるいわ。

ため息が更に深くなる俺に二人は気づかない。

隼『玲於も隅に置けないねぇ～(笑) じゃ良い日曜日を！』

玲於『や、待っ、、ちょ、隼！』

はい、終わった。。。

隼絶対勘違いしてるし。

今日は生きてきた日曜日の中で一番最悪な日曜日。

エリカ『ごめんね。。お友達と居たのに。』

玲於『、、もういいよ。何、話しって。』

とっとと終わらせてまだ隼ん家向かう予定だった。

エリカ『あ、、立ち話もあれだからどっかお店入らない？』

玲於『、、、俺はここでいいけど。』

エリカ『そこのカフェ行こう。』

ハァ、、、どーすんのこれ。

窓際、目の前に居るのはエリカちゃんで、、、何？って聞いてもなかなか話し出さないでいる空気に耐えられなくて外ばっかり見てる俺。

別れ話くらい気まずいんですけど。。。

..つか亜嵐くんとAの方が気になる

エリカ『、、あの、玲於、』

玲於『...ん？』

エリカ『怒ってる？』

玲於『、、何で？』

エリカ『じゃあ、、私を軽蔑した？ ...あの夜のこと。。』

玲於『別に、、』

エリカ『でも連絡くれないから、、、』

玲於『...酔ってたんでしょ？まぁ、酔ってたら、、ね。、、ただもうあんま呑みすぎない方がいいよ、って、、、俺が言うことじゃないけど。』

エリカ『あれはね、、私酔ってたからって誰にでもあんなことするわけじゃなくて...本当に玲於が、』

すげー話し長くなりそう。

玲於『俺行かなきゃ。、、もういい？』

エリカ『、、、待って。これだけは聞いて。。。私本当に玲於が好きなの。ちゃんと酔ってない時に言いたかったから。』

それどこの亜嵐くんだよ、、、

玲於『..ありがとう。でもごめん、、俺好きな子いるから。』