王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ9)

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きゅうページ9

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玲於『、、、A？』

A『あ、うん。、、そうだよね。私って本当に、』

玲於『ほら、それも。別にお前が悪いとか言ってねーから。』

A『うん、、』

イチゴパフェ来たら玲於が一番おっきいイチゴフォークに刺して、私にくれた。

玲於『はい、』

A『え？、、、
いつも私から奪う一番おっきいイチゴを？すっごい楽しみにしてるのに毎回奪うやつなのに？何でくれるの？』

玲於『まだ根に持ってんのかよ(笑) まぁ、今日はやるよ。それあげっからそろそろ笑って？』

A『ん、ありがとう！』

素直に貰っちゃった。私単純だからさ、玲於がくれた一番おっきいイチゴすっごい嬉しい。

そろそろ笑って、って、、言われなくてもニヤけちゃう。。。

玲於『...やっぱあんまその笑顔禁止ね。死ぬほどかゎ、、、』

A『ん？』

死ぬほど、、何？

玲於『、、、いいから、こぼすなよ？』

A『今は砂糖なの？』

玲於『は？』

A『あ、、、ううん。玲於が優しすぎて何か怖い。』

玲於『、、つか、俺そんなにいつも優しくない？』

A『いじわるするもん。』

玲於『あー、わかってないわ。愛情表現じゃん。』

A『愛情？』

玲於『じゃAの言う優しいって例えば何？』

A『例えば？えっと、、なんだろ。ん～、一緒に歩いてたら車道側歩いてくれたり、何かあったら助けてくれたり、、とか？』

私の為にわざわざジュース買ってきてくれたり、自転車の後ろ乗せてくれて送ってくれたり、雨の中濡れながら来てくれたり、、、

優しいの例えばなんて玲於のことしか浮かばない。

玲於『あとイチゴくれたり？』

A『ん？、、、』

玲於『俺、やっぱ優しいじゃん。』

口角上げてシタリ顔の玲於。

A『。。。優しい人は自分で優しいって言わないんだよ。』

玲於『はいはい。ありがとう！』

玲於の意地悪も嫌いじゃない私はもう手遅れなほど夢中。

玲於『てかさ、、、さっきの、抱きしめられたのって初めて？』

A『、、、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ。急に何？///』

あんまりに突然の質問がインパクトありすぎてむせた。いきなりまたさっきの話しに戻るとは思わなかった。

玲於『いや、前に彼氏とは手繋いだだけって言ってたじゃん。。』

A『...う～んと、、、、前涼太くんに告白された時に、、抱きしめられた、っていうか、でも、いきなり軽くっていうか、。』