王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ10)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:213,706 hit

じゅうページ10

★

玲於『は？前にって、、告白されたの今日が初めてじゃないの？』

私、、、正直に何言っちゃってんだろ。

A『、、うん、』

玲於『ふーん。。しかも、抱きしめられたわけ？』

A『ビックリして動けなくて。。。』

玲於『...そん時も泣いたの？』

A『ううん。。』

玲於『嫌じゃなかったから？』

A『違うよ。だから、ただ急にでビックリして、、、もうこんな話しやめようよ。』

玲於『ちゃんと嫌だって言えないとことかさ、、お前の優しさってそういうの？』

A『、、、ち、がう。』

確かに涼太くんにちゃんと嫌だって言うべきだったかもしれたいけど、、本当にこんなの初めてでどうしたらいいのかわかんなかったんだもん。

さっきはお前が悪いとか言ってないって言ってたのに、やっぱり私が悪いんだよ。

玲於『、、、ごめっ、こんなこと言いたかったわけじゃなくて、』

A『ううん。玲於は間違ってないよ。。。』

玲於『いや、だからっ』

A『もうこの話しはおしまいにしていい？早くイチゴパフェ食べて帰ろ。玲於もまだ病み上がりだし、、』

無理矢理玲於がしゃべるの遮って苦しくなった胸を必死に誤魔化しながらパフェを口に運ぶ。

何も言わなくなった玲於と気まずい空気になっちゃってこれ以上耐えられそうにない。。

せっかく好きな人と二人きりで大好きなイチゴパフェ食べてるのに、こんな味気ないパフェ初めて。

早く食べなきゃって思うのに、なかなか喉を通らない。。。

玲於『明日さ、』

A『ん？』

玲於『明日からもう起こさなくていいよ。』

A『、、、まだ遅刻指導終わってないんじゃ、』

玲於『そうだけど。無理矢理付き合わせてさ、A断れないじゃん。だからもういいから。』

なにそれ。。。

A『無理矢理じゃないよ。。明日も起こすから。だって、、起きれなかったらまた遅刻指導、』

玲於『...いいって。他に頼むし。』

何で？

他にって誰？

最悪。

感情が上がったり下がったりの差が大きすぎて、心がもたない。

玲於に嘘つきたくないってしゃべったこと全部よくない結果になった、、

前にイチゴパフェ一緒に食べた時には玲於に好きな人がいるってわかって

今日イチゴパフェを食べた時にはもう縮まることがない距離ができた。。。

イチゴパフェ嫌いになりそう、、、

この前はわたしにしか頼めないって言ったくせに、