王子なんてくそ食らえ２【佐野玲於】 (ページ19)

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顔は手で隠れてるけど耳までは隠せない。
絶対耳まで赤いよ。。。もう頭も顔もパニック！！

ちょうど二人がドリンクバーから戻ってきちゃた。

綾乃に "え、泣いてる？佐野くん、Aに何したの？" って言われて固まる私。

玲於『いやこれ泣いてないからw 俺まだ何もしてないし。』

まだ、って。

チラッて指の間から綾乃の方見たら、玲於に "その手なに" ってどかされて

亜嵐『待ってw Aちゃんすっげー顔赤いけど？絶対玲於何かしたじゃん。』

綾乃『佐野くんって、、、意外に大胆なんだね(笑)』

玲於『や、俺じゃなくて大胆なのはAだから。俺に、、』

A『ぁぁあ"～！玲於静かにして！！』

笑いながらこっちチラチラ見てバラそうとしてるから急いで口を塞ぐ。

絶対私の反応見ておもしろがってる。

亜嵐『Aちゃんが自分で恥ずかしくなるような何かしたの？w』

A『なんもしてないよ！/// 玲於、ドリンクバー行こ。早くっ！』

玲於を押してドリンクバーまで急かす。

玲於『あーおもしれ～w 腹痛いから一人でテンパるのやめてくんない？変態はどっちだよ。』

A『もお、忘れてよ。』

玲於『忘れるとか無理でしょ(笑)』

グラス、私の分差し出しながら言ってくる。

A『そ、それより！作戦会議するって言ってたじゃん。』

玲於『...あー忘れてた。』

A『それこそ忘れないでよ。』

玲於『くっつける流れだけどさ、綾乃ちゃんて本気で亜嵐くん好きなの？』

A『本気って？本気じゃない好きってどーゆうの？』

玲於『、、、まぁなんつーか、ダンスの時にだけキャーキャー言ってる女子とは違う。』

A『...キャーキャーしてたら本気じゃないってこと？』

玲於『そうじゃなくてさ、、そん場だけでしょ、そういうのって。 likeとloveは違うじゃん。中身知らないで本気で好きって言われてもね。それは本気じゃないでしょ。俺は、だけど。』

A『、、、中身ってどこまでぜんぶ？』

、、私も玲於の何を知ってるの？って言われたら、、、

見た目だけで好きになったわけじゃない。もっともっと知りたい玲於のこと

玲於『 ...ちょっ、もうあとは亜嵐くんに聞いて。』

A『ね、、、玲於がそれ飲むの？』

しゃべりながらアイスティー注ぐ玲於に気づいた。

玲於『、、やこれAのやつ。これでしょどーせ。やべ、無意識でアイスティー注いでたわ。』

A『あ、、りがと。』