王子なんてくそ食らえ２【佐野玲於】 (ページ18)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:232,381 hit

⑱ ページ18

★

やっぱり玲於も綾乃のこと考えてくれてるのか、パシッって私の肩叩いて

玲於『Aこっちね。』

A『ですよね、、、』

隣が玲於で嬉しいような、怖いような。。。

亜嵐『綾乃ちゃん隣りいい？』

綾乃『うん♪』

私の顔見てすごい嬉しそうな綾乃♪

A『...玲於、先に奥座ってよ。』

玲於『無理。早く奥行って。』

亜嵐『w 何で二人して奥イヤなの？』

A『だってドリンクバー行きたくてもどいてくれないし、イチゴ狙われたら逃げられないし。。。』

玲於『俺が奥行ったらお前フラフラするし危なっかしいだろ。大人しく奥にいって。』

綾乃『ふふっ(笑)確かに！Aが奥で。』

亜嵐『(笑)だってさ。』

玲於『はい、奥～。』

A『なんでよ～(泣)』

綾乃『佐野くんいつもAのこと助けてて説得力ある(笑)』

しぶしぶ奥に座るとシタリ顔の玲於がすぐ隣り。
さっきまで手繋ないでとか思い出して緊張するし、すぐ目を反らしてメニュー見た。

玲於『Aは見なくてもイチゴパフェでしょ。俺に見して。』

メニュー覗きこむ玲於の顔、近すぎなんだってば！

店員さん呼ぶボタンどっちが押すかでまた玲於と取り合いしてその隙に亜嵐くんに押されて二人して拗ねたり、亜嵐くんの隣りで顔赤くして口数が減った綾乃を玲於が茶化したり、本当に何でもないことが楽しくてしかたない。

皆でドリンクバーも頼んで、玲於が綾乃ちゃんと亜嵐くん先に行ってきていーよ。って二人きりにしてあげた。

玲於『二人きりじゃん。』

A『綾乃ドキドキだね♪』

玲於『...お前はどうしたいの？』

A『ん？』

玲於『二人きりって、こっちもだから。』

A『な、何言ってんの。...二人きりって、、、そんな、、玲於変態///』

お前はどうしたいの？って、そんな急に積極的に来られても心の準備が、、、ここファミレスだし！

玲於『...いや、二人だから綾乃ちゃんと亜嵐くんについて作戦会議出来るね、って意味だけど。は(笑)何期待してんの。』

A『///』

イヤ～～～(泣)

あ"ーーやっちゃった。恥ずかしすぎる勘違いー！！もぉ最悪っ！！だめだ。終わった。

もう手で全部顔隠したけど足りない// 穴があったら入る。

玲於『Aさ、、俺にどうにかされたいの？』

っ、今何て？

ちょっと待って！！これは聞き間違い？

私、鼻血とか出てるかも。出てる。

隠した顔が熱すぎて無理だよ