大空313 ページ33
NOside
カエデ達の周囲から赤い炎が巻き起こりカエデ達の姿を隠す……その炎の壁に遮られてシルバーの氷は届かなかった。
これにはシルバーだけでなく他の二人も狼狽する。
「マジか……!?」
「バカな!?あの一瞬でシルバーの氷を溶かしているのか!?あり得ん!!」
「……違う。溶かしてはいない。だが氷が一瞬で消えている」
カエデは嵐属性の分解の炎で氷を水素と酸素へと分解している。
「ちっ!ならば……」
埒があかないと感じたトラフザーは標的を後ろにいる二人へと変更すると腕を刃へと変えてルーシィへと斬りかかるが……
「おっとぉ!!」
飛び込んで来た黒い影がその一撃を弾き返した。
「ガジル!!」
「元に戻りやがったか……」
ガジルの来訪に沸き立つルーシィとフェアリーロウがきちんと効果を現していた事にホッとするラクサス。
だがそこに魔障粒子となったキースが鋭い剣のような形へと変化してガジルを狙う。
「水流昇霞!!」
「氷欠泉!!」
「ジュビア!?グレイ!?」
そこへさらにグレイとジュビアが現れて合体魔法ユニゾンレイドでキースを凍らせようとするが、キースは変化を解除して元の姿へと戻る。
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