検索窓
今日:4 hit、昨日:13 hit、合計:2,689 hit

虹空310 ページ26

[Noside]




冥界島は地に堕ちてフェアリーテイルのメンバー達は次々に復活していった。マカロフはみんなを助けたのがラクサスであることに気付いていた。
 


「フェアリーロウか……あ奴め……」
 


ニヤッと笑みを浮かべると周りにいるメンバー達に声をかけて態勢を整え始めた。
 
 
 
 
 
 
「ふう……もう一歩も動けねえぜ……」
 


地面に大の字に倒れこんだラクサスに歩み寄るカエデとヨミとルーシィ。そばに行くと3人も座り込んだ。4人は島中でいくつもの魔力が復活したのでフェアリーテイルのメンバー達が解放された事を知った。

 
「ラクサスお疲れ様、ヨミもな」
 

「…別に…守りたい、と思っただけです……」


「凄いわ!マスターのフェアリーロウを完璧に!上手くみんなも助け出せたみたいだし!!」

 
「落ち着けよ」
 


少々興奮気味のルーシィを諫めながら苦笑するラクサス。だがタルタロスとの戦いは終わったわけではない。雑魚は一掃されただろうが九鬼門クラスは生き残っている者もいるだろう。


 
「とりあえず他の奴らと合流するしかないな」

 
「そうね……私達は魔力をほとんど使い果たしてるし」


「炎もあまり出せませんしね…」
 

「そうだな……」

 
「へえ……そらええ事聞いたわ」
 

「「「!!」」」
 


4人の会話に割って入って来たのはジャッカルだった。身体中傷だらけだがその瞳は憎悪でギラギラしている。



「ホンマにまいったわ……ただで済むと思わんこっちゃな!!」
 


カエデ達4人の周囲が爆発する。明らかに脅しの一撃だったが爆風だけでも今の4人にはキツい……
 


「きゃあっ!!」
 

「くっ!ヤベエな……」


「これは…直撃したら大変ですね…」
 

「ルーシィ!ヨミとラクサスを連れて逃げるんだ!ここは俺がやる!!」

 
「そんな!カエデだけ残して行けないよ!!」
 


カエデが二人の前に出て炎を灯すがチョロチョロの炎しか出せない……それを見たジャッカルは馬鹿にしたように笑いだした。
 


「何やねんそのちっさい炎は!アーッハッハッ!!ならオノレから爆殺したるわ!!」
 

「カエデ!!逃げて!!」

 
「カエデ!!」


「カエデさん!!辞めてください!!」
 


ジャッカルは炎で無効化されないように直に触って爆発させるつもりのようだ。近づいて来るのを迎え撃つ為に構える。

大空310→←大空309



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小町&五月雨 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。