大空297 ページ1
NOside
「ヨミ……気付いてないのか?」
「な……何がです?」
「今のお前は……弱くなっているぞ」
「……!!」
「というより攻撃が雑だ……余計な事を考えているんじゃないのか?」
「……カエデさんが……カエデさんがそれを言うのか!!」
叫びながらも斬りかかってくるヨミだが怒りに目を曇らせているためにより攻撃が読みやすくなってただの一撃すらカエデには届かない。
それでもヨミは攻撃の手を緩めず鞘に納めたままの剣を振るい続ける……
NOside終
鶴丸side
「くっ…軽傷か」
「はぁはぁ…」
俺たちは特上の刀装が剥がれて傷を負っていた。
こっちの極は骨喰と薬研と和泉守と堀川の4人だけで完全に俺と光坊が遅れを取っていたのだ。
「せいや!!」
「いい加減にしろ!!伽羅坊!!」
「くっ…」
俺は伽羅坊の攻撃を避けるのに精一杯だった。
「皆さん、主さんから無条件で真剣必殺を出せるようにしてもらいましたので此処で決着を付けましょう!!」
「「「あぁ!!」」」
最初に真剣必殺を出したのは粟田口の2人だったが五虎退も真剣必殺を繰り出す
「ふ、服がっ…!」
「五虎退、貫かせてもらうぜ……!」
「少し昔を思い出した。お前は、ここで死ぬ」
次に真剣必殺を出したのは国広兄弟と和泉守兼定の3人だ。
「俺を写しと侮ったことを、後悔させてやる。死をもってな!」
「こんの野郎…!ぶっ殺してやる!」
「兼さんがああだから、僕は怒らないようにしたいんだけど…ッ!」
さらに真剣必殺を出したのは伊達組の3人…大倶利伽羅、燭台切光忠、鶴丸国永だ。
「どこで死ぬかは俺が決めるっ!お前なんかじゃない!」
「このままじゃ…格好つかないんでね!」
「紅白に染まった俺を見たんだ…後は死んでもめでたいだろう。」
9人の真剣必殺は決まり大爆発が起きたのだった
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