虹空298 ページ2
[Noside]
砂埃が晴れると倒れていたのは山姥切、大倶利伽羅、五虎退だった。
倒れている3人を見てヨミは驚愕な表情をし彼らの名前を叫ぶ。
「山姥切!!大倶利伽羅!!五虎退!!」
「お前の弱さがアイツらにも影響したんだ、ヨミ」
「…何を、言って…私は、強く…なるんです…!昔みたいに守られてばかりのお姫様なんかじゃない…みんな…みんな…!!弱い私の事なんて、嫌いな癖にっ!!!」
ヨミは火の魔方陣を2つだし、周りを火の海へと変える。更に闇の魔方陣を出し……
「黒色破壊光線」
と唱えカエデ達に向けて黒い炎の光線を飛ばすが避けられる。それと同時にヨミは血を吐いて膝をつく
「奥方!」
「まさか今の魔法は魔力をかなり消耗する魔法……!?」
「なんでそんな技を…!」
鶴丸達が心配そうに声をかけたがヨミは睨むように見つめる…が突然いつもの笑顔を見せる。
カエデ達は元に戻ったと思い近寄ろうと一歩踏み出すが…ヨミが懐から出したものを見て足を止める
「………よわ、いわたしは…愛されない…そして、いらないよね…だから、サヨナラ」
懐から出したのは…陸奥守の拳銃だった。
笑顔のままヨミはそれを頭に当て……引き金に指をかけた。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ