お隣さんの柳田くん ２。

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お菓子の入ったバスケットを持って

超ドヤ顔で何かをした深津さん

撮影部屋は静かな空気に包まれるが



長岡『 あ… 』

沙織『 ウソ… 』



『 ははっ ははははっ 』


古賀『 Aさんが…笑った 』

清水『 ？！なんかようわからんけど 深津！もっとやれ！！！ 』




深津『 ババババンババンバンっ ババババンっ ( 割愛 ) 』

『 やだ何それっ ははははっ 』



カメラマン『 なんだいい笑顔じゃないですか 』ｶｼｬｯ



〜


清水『 そうか、生まれつきのポーカーフェイスちゃんやったんやな 』

長岡『 こんなに可愛い顔してね！ 』

古賀『 でもバレーの守備に関しては鬼ですよ！ 』

『 二人とも…まぁ終わって良かった… 』


〜



沙織『 柳田くん… 』

将洋『 あ、木村さん…。ご無沙汰してます 』

沙織『 なんで声掛けてあげないの 』

将洋『 ……… 』

沙織『 そんなもんだったの？ 』

将洋『 そんなわけ… 』

沙織『 あの子の苦しみは今でも続いてるの。さっきは運良く深津さんで笑ったけど、その苦しみを解けるのは…貴方しかいない… 』

将洋『 俺… 』

沙織『 私は貴方を信じてる。だからAを助けて…じゃないと…あの子が倒れちゃう… 』






私の知らないところで 沙織さんとマサが

喋ってたなんて知りもしなかった

終わった安堵感ばかり






？？『 あのー……… 』

『 はい？ 』

祐希『 俺…中央大学バレー部の石川祐希って言います…。Aさんが〇〇学園で春高優勝したとき…見てました… 』




ワンちゃんみたいな彼は石川祐希君というらしい




『 あ…よろしく…お願いします… 』





二人はぎこちなく握手を交わした







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