【刀剣乱舞】ブラック本丸反逆軍を作ります。(弍) (ページ2)

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第52話ページ2

一期一振が帰ったあとは大変だった。

雑魚寝部屋はもう嵐のように枕投げが始まった。
石切丸、Aは寝るつもりだったが雑魚寝部屋が勿論会場なので寝ている方が危ない。
そう思い起き上がったら全員やるということになり強制的に参加させられた。

チーム分けはグッパー。
至って簡単でシンプル。
チームはこうだ。

A、宗三、安定、獅子王、前田、鯰尾

加州、信濃、薬研、石切丸、鶯丸、骨喰

ルールは制限時間15分。
枕が当たった場合は即退場。

今、戦いの火蓋が切って落とされた。

両者譲らない攻防戦が始まる。

最初に落とされたのは一般ピーポーA、石切丸。

その次に鶯丸、獅子王と大太刀、太刀には不利だったようでのんびりと試合の結果を待つ。

だが、開始から7分。

宗三と前田が脱落。

加州チームはチームプレーを生かす戦い方が上手で優勢だと誰もが思った。
しかしAチーム…、彼らは二人になった途端目の色を変え素早く相手の枕を避けながら、脇目も振らずただただ強く投げた。

彼らが投げるその枕はとても早く1発1発が重かった。

それは誰もが想像出来ず二人が優勝をかっさらった。

「Aやったよ！僕勝ったよ！」

「Aさん！優勝賞品！！！」

二人は嬉しそうにアピールする。

『そうだね！おめでとう！優勝賞品は明日の好きなご飯のリクエストを聞くよ。』

そうするとやった！と声を揃え喜ぶAチーム。

『けど、二人には明日壊して破いた障子の張替えをしてもらうからね？』

そう、彼らは無我夢中で枕を投げたので障子にばかばか当たっていたのを気づいてなかったのだ。

この事件は後に枕投げ禁止令に繋がった。