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恐怖との闘い ページ39

【桜井Aside】




_____やばい、



思った時には、左肩に鋭い痛みが走っていた。



『____…いっ、』



言葉にならないくらいの痛みに襲われ、思わず顔をしかめる。


「………殺さねェとは言ったが、手を出さねェとは言ってねェ」

『…すみませ、ん』



……どうやら、私は左肩を刀でやられてしまったらしい。



男は私の着物を探り、無線を取り出してそれを破壊した。…真選組だとばれないか心配だったが、どうやらやり過ごせたらしい。



「今日は勘弁してやろうと思ったが………、気分悪ィ、気が変わったわ」



………が、どうにも自分の身を守るのは失敗したらしい。



「傷だらけにしちまったが……、お前、えらく上玉じゃねェか」



じりじりと端まで追い詰められていく。


『………なに、を、』


ついに壁まで追い詰められ、体を思いっきり壁に押さえつけられた。


………男はこの上なくニヤリと口角を上げ、言った。



「車に乗る前の、続き、…とか?」



___車に乗る前、つまり、あの接吻のことだろう。




私は体を震えさせた。…………と同時に、ある程度の覚悟を決めた。



(私を真選組に置いてくれた、皆さんの恩に報いるためだ。…これは仕事だ、仕方ない。)




…恐怖なら、もちろんある。だが、命なら真選組が救ってくれる。それだけで、大丈夫な気がする。…そう、作戦実行前にも思ったし、今だって思っている。



……腹をくくり、男の顔を見上げた。


男はニヤッと笑い、私の帯に手をかけた。







(__………あ、やばい)


手をかけられた瞬間、わざとではなく、自然と震え始めてしまった。


(…これは仕事、これは仕事…)


何度も暗示をかけ、気を保とうとするも、震え出した体は止まってくれない。


(覚悟決めろよ、私……!!)


男は私の帯をほどきはじめた。……下着にされるまでは時間の問題だ。


『い、や………』


(怖い、)


『やめ、て、……』


(______助けて、)



『たい、ちょ………、』






_____思い浮かんだのは、ド派手なアフロの、その人だった。

私の隊長→←目的は



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設定タグ:銀魂 , 斉藤終 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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やまなな(プロフ) - ゆるさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。御覧いただきありがとうございました!私も終兄さん好きなので、ご覧いただけて嬉しいです! (2021年3月4日 12時) (レス) id: 2a45d58c1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すごく面白いです!個人的にも終兄さん好きなので嬉しいです! (2020年5月8日 9時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
やまなな(プロフ) - 颯さん» まさか今も見てくださる方がいらっしゃるとは…!!こちらこそ、本当に有難いです!!応援ありがとうございます、励みになります。更新頑張ります!! (2020年3月16日 14時) (レス) id: 2f769ce501 (このIDを非表示/違反報告)
やまなな(プロフ) - ピエロさん» 大変返信が遅れてしまい、申し訳ありません!!ご覧いただき、ありがとうございます! (2020年3月16日 14時) (レス) id: 2f769ce501 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 久しぶりの更新有り難きです!!凄く好きな作品なので応援しております!頑張ってください! (2020年3月16日 9時) (レス) id: 9993f1b014 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまなな | 作成日時:2019年1月5日 23時

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