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ささやかな毎日のなかでページ4

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【特別な出会い】
リリーとAの出会い ×編
Aside

また出会いの話のボツです。
納得いかず書きまくってました(笑)

同じような内容ですが、これも載せておきます。

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「はぁ…」

新幹線のホームのベンチで九州から来る
お客さんが乗った新幹線を待っている。

「ため息ついたら幸せ逃げるで」

最近忙しくて、もう12連勤目…
週休2日とは？

と考えていたら出たため息。

声のした横を見るとベンチにおじさんが座って
私のことをジーッと見ていた。

「本当ですね」

愛想笑いをして前を向くと

「ねぇちゃんバスガイドか？」

とさっきよりも声が近くで聞こえた。

近づいてきてる…無理無理無理！

「ここおったん？」

肩をポンと叩かれてそちらを見ると
眼鏡をかけたお兄さんがいた。

「こっちこっち」

腕を掴まれ強引に立たされてて
そのまま売店裏に連れて行かれる。

「大丈夫やった？」

「え？」

「嫌そうな顔しとったから声かけたんやけど」

「あ、顔に出てました？」

「めっちゃ」

クスッと笑ったお兄さんの笑顔が素敵で
思わずドキッとした。

「ありがとうございます、近寄ってきてて
　困っていたので」

「可愛いから気をつけてな」

「助けて頂いた上にお世辞まで」

「お世辞ちゃうよ」

お兄さんが何か言いかけた時

『間もなく東京行きの新幹線が参ります』

とアナウンスが入って
今なんでここにいるかを思い出した。

「本当にありがとうございました」

持っていた団体ステッカーを掲げて
お客さんを見つけ出し、仕事が始まった

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続きます。