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side.ryosuke



「かんせーい!」

「おぉ〜!!」


料理が完成して、二人でぱちぱちと手を叩く。
張り切って一からこだわって作ったから、結構時間かかっちゃったな。
でも時間がかかったといってもまだお昼には少し早めだから、先にプレゼントを渡すことにした。



…でも、プレゼントといったってあの安物のネックレス。
本当にこんなのをあげていいんだろうか。がっかりしちゃうんじゃないかな。

でも何もないのはさすがにありえないから、とりあえず渡すことにした。





「いのおちゃん、これ、プレゼント…。」

「え、なになに?!」


やった〜!っていいながら袋を開けて、中身を取り出すいのおちゃん。
中身が何か気付き、目をキラキラさせる。



「ネックレスだぁ〜!!」

おっしゃれ〜!とか言いながら、にこにこしてる。
つけてつけて!と言われたから、後ろに回って、つけてあげる。



「やまちゃんありがとう!」

いのおちゃんは今までで一番の笑顔でそう言った。
こんなネックレスで、そんなに喜んでくれるの?雑貨屋さんで買ったやつなんだよ?安物だってことくらい、気付いてるはずなのに。







.








「あのさ、いのおちゃん…。やっぱだめだよ、それ。」

▽→←▽



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作者名:白米むにに | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月22日 19時

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