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矢崎side
翌日
朝の申し送りから始まる
夜勤帯の受け持ち患者さんの様子を
日勤看護師へと伝える
矢「和田さんは特に変わらないけど夜一回痛みがあるって鎮痛剤使って落ち着いてる。また訴えがあったらお願い。」
「了解。涼くんは?変わらず熱下がらない?」
矢「解熱剤入れたら落ち着くけど切れるとダメ。クーリングで少しずつ冷やしてるけど身体がかなり痛いみたいでちょっと動かすだけでも泣いちゃって可哀想になる。このままだとリハ入れた方がいいかも。硬直しちゃうと怖いし日頃から活動量多いわけでもないし。」
「そうだね。インフルが治ればただの元気な男の子って訳でもないしね。今日山岡先生いるみたいだから話し合ってみる。解熱剤はオーダーしてあるから大丈夫だよね。」
矢「薬関係は昨日全部やってるから大丈夫。あと食事なんだけど…」
ー pipipi
申し送りの途中でアラームが鳴る。
モニターを確認すると観察室から
申し送りを中断し部屋へと向かうと
少し苦しそうな表情をした涼くん
矢「涼くーん?どうした?ちょっとごめんね。」
手早くバイタルを測る
涼「…んっ……っ…」
モニターを確認すると若干の
不整脈が出てる
矢「涼くんゆっくり息してね。ちょっと心電図の種類変えるよ、服ごめんね。」
いつも付けている心電図より
細かく不整脈とかを測れる心電図へと張り替える
矢「涼くん、胸痛い?」
そう尋ねると首を横に降る涼くん。
矢「分かった。せっかく寝てたのにごめんね。ちょっとまた後で来るね。」
申し送りへと戻る
「涼くん大丈夫だった?発作?」
矢「いや、ちょっと不整脈出てホルター心電図に変えてきた。まだ胸痛出てないけどもしかしたら心筋炎になりかけてるかも。」
「気を付けて見ておく。ご飯は今食べてるんだっけ?」
矢「いや、今ほとんど食べられないから冷蔵庫に本人が好きそうな物入ってるから食べたい時に食べさせてあげてほしい。」
「了解。先生が買って入れてくれてるの?」
矢「そう、全部いちご味(笑)」
「可愛い本当(笑)ちょっとリハの件と不整脈は先生に伝えとく。」
矢「これからカンファあるからそこでもあげとく。じゃあちょっと大変かもしれないけどうちの涼くんをよろしくお願いします。」
「任せといて。夜勤お疲れ様。」
カンファレンスのためナースステーションへ向かう
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莉 緒(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると励みになります。紫苑様の作品も覗きに行かせていただきます! (2018年3月18日 14時) (レス) id: e4f5299470 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 最近更新を再開されたようで嬉しいです。私も拙いながら病系の小説を書いているのでとても勉強になります。これからも頑張ってください! (2018年3月18日 3時) (レス) id: 4e7d8f7331 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
だいきんぐlove - 莉 緒さん» はい!そうさせていただきます!それと国試頑張って下さい!次の更新ずっと待ってますね(*>_<*)ノ (2017年1月12日 17時) (レス) id: d2c0a6433b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉緒 | 作成日時:2016年12月27日 23時