君の、笑顔で。4

＠107 ページ28

矢崎side






矢「涼くん遅くなってごめんね。氷枕いっぱい持ってきたからちょっと身体冷やそう。ちょっと身体動かすね〜」








解熱剤が使えないとなると
身体を冷やしてあげるしかない





頭の他に脇の下、首元、鼠径部に
クーリングを当てていく



高熱で全身倦怠感に加え筋肉痛が
あるみたいで少し動かすだけでも
顔を歪ませてる涼くん






矢「ごめんね、痛いね。涼くんなんか食べられそうな物食べようか？山岡先生には許可取ってあるから好きなもの食べよう。イチゴのヨーグルトだったら食べられるかな？」



インフルにかかってまともに食事が取れてない
為、先生と話し合って少量でも好きなものを
食べさせようという結果になった。





山岡先生が昨日の時点で涼くんが
好きな物をいくつか買って病室の
冷蔵庫に入れておいてくれた。






食欲は少しあるみたいでスプーンで
すくったヨーグルトを口に運ぶと
半分くらい食べてくれた。






大好きないちごを食べられて嬉しかった
ようで少し笑みがこぼれる







矢「おいしかった？まだ半分あるからお皿に移して冷蔵庫に入れておくね。食べたい時に呼んでね。きついけど頑張ろうね。何かあったらすぐ行くから呼んでね。」





涼くんが眠りについたのを
確認して部屋を出る。

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