第四十六話 ページ47
金髪の人は髪紐をほどいて髪の毛をほぐし始めた
他の人達は戻っていったし
土井先生も別の仕事があるからともう帰った
今は金髪さんの部屋にいる
タカ丸「うわぁ、髪の毛長ぁい...！」
なんか楽しそう？
あとちょっとこそばゆい
タカ丸「サラサラだね、何か使ってるの？」
え、そんなサラサラかなぁ
A『特には...
あ、椿油？が入ったものを使ってます』
タカ丸「え、椿油？」
A『はい、前に髪結いのバイトをしたことがありまして
それの報酬でもらいました』
町で髪結いの宣伝みたいなことをした
そのときも今みたいに結んでなかったな
タカ丸「へぇ〜そんなことがあったんだぁ
だからお花のいい匂いがするんだね」
そんな匂いするの？？
タカ丸「じゃあ、この髪紐も何かあるの？」
A『はい、これも貰いものです』
金髪さんは私が暇にならないように話しかけてくれる
タカ丸「へぇ、もしかして異性からとか？」
A『そうです』
タカ丸「え！...そうなんだ」
A『なんですか？そのえ！って』
金髪さんの言葉に眉をひそめる
異性から物貰ったらなんかおかしいの！？
A『💢』
タカ丸「怒らないで、ごめんね？
(うーん、貰い物の意味わかってるのかな？)」
A『怒ってません』💢
そう言いつつもどんどん手を動かしてくこの人は本当に上手だと思う
だからこそさっきのリアクションはムッときた
タカ丸「はい、出来たよ」
A『！』
金髪さんがやってくれたのはフィッシュボーンだった
A『すごい綺麗、しかも速い...！』
タカ丸「そう？そんな反応してもらえると嬉しいな
触らしてくれてありがとう」
A『いえいえ、こちらこそありがとうございます』
最初はどうなるかと思ったけどやってもらって良かった
こんな上手にできるのにどうして忍者の道を選んだのだろう
疑問に思ったことをそのまま聞くと、すぐに答えは帰ってきた
実家は髪結いで自分も髪結いを目指していたが
元来忍者の家系であることを知り
忍者を目指したそうだ
タカ丸「逆に聞くけど、Aちゃんは
どうしてここに来たの？」
A『学園長先生に誘われて来ました』
そう答え部屋を後にした
タカ丸「(意味は異性の誘惑にのらないで、なんだけど)」
,
,
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意味は多少違うかもしれませんが
そこは目を瞑って下さい
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花火(プロフ) - コメントありがとうございます！自分の推しは善法寺伊作です！オチへの意見ありがとうございます(*^.^*) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
K - 面白い作品です！作者さんの推しは誰ですか？自分は土井先生と小松田さんかな。おちは主人公の年齢考えると小松田さんがいいなぁ。 (2021年8月30日 15時) (レス) id: 0a3c517d7c (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 黒カビさん» コメントありがとうございます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - エノさん» コメントありがとうございます！そうです！あの不運大魔王ですwオチに小松田くんか利吉さんですねご意見ありがとうございますm(__)m (2021年8月28日 21時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年8月16日 8時
