第四十話 ページ41
でも読めなくはない
寺でこれより難解な文字を見てきたから
子供達に感謝の手紙を渡されたとき
嬉しさのあまり涙が出そうになったけど
解読不可能な文字で引っ込んだなぁ
それからも、貰ったら他の子に確認して読んでいったりして慣れるの大変だったな
A『読めま、すね』
文次郎「おぉ、そうか
じゃあ、これも頼む」
わかりましたと返事をして出されたプリントを受け取る
わぁ、不思議な字がいっぱい(白目)
文字を解読して違うプリントに見やすく写していく
これは作法委員会って書かれているのかな
A『えっと、委員長さん』
文次郎「ん？なんだ」
A『この字を書いたのは誰ですか？』
団蔵「僕です」
A『あぁ、あなたなんですね
この字はこれで間違いないですか？』
団蔵「はい」
三木ヱ門「...」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
A『委員長さん、これ終わりました』
文次郎「もうか、助かる」
全て写し終わったので、計算のほうに手をかける
帳簿と紙と...
文次郎「そろばんならこれを使うといい」
A『ありがとうございます』
優しいな委員長さん
よし、じゃやりますか
A『...』ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
三木ヱ門「...！」
そろばんも寺で和尚さまから教わった
使えるようになった方が良いと言われて
計算は速い方が良いからって一時期しごかれた
バイトとかでよく役に立ってよかったぁ泣
この時代での知識はほとんど、和尚さまに教えられた
生きていくために必要だからと
今考えると教えてもらえることってすごくありがたいことなんだって思う
三木ヱ門「あの、すいません」
え、女の子の声！？
前から聞こえる声に顔を上げると
顔の整った四年生の人が驚いたような表情でこっちを見ていた
赤い目...
三木ヱ門「その、すごいですね
計算しながら書くの、両手で」
A『え、あ、ありがとうございます』
私は左手にそろばん、右手で筆を持っている
左門「両利きなんですか！？」
村○さん！？
A『いいえ、ちょっと違います
もともと左利きなんだけど、筆は右の方がいいって
和尚さまに...』
あ、和尚さまって言っちゃった
左門「おしょうさま？」
いや別にバレてもいいか
減るものじゃないし
A『私、ここに来る前はお寺に住んでて
そこの和尚さまにいろいろ教わってたんです』
文次郎「...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花火(プロフ) - コメントありがとうございます！自分の推しは善法寺伊作です！オチへの意見ありがとうございます(*^.^*) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
K - 面白い作品です！作者さんの推しは誰ですか？自分は土井先生と小松田さんかな。おちは主人公の年齢考えると小松田さんがいいなぁ。 (2021年8月30日 15時) (レス) id: 0a3c517d7c (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 黒カビさん» コメントありがとうございます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - エノさん» コメントありがとうございます！そうです！あの不運大魔王ですwオチに小松田くんか利吉さんですねご意見ありがとうございますm(__)m (2021年8月28日 21時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花火 | 作成日時：2021年8月16日 8時
