第四話 ページ5
そう言うと学園長さんはふむ、そうかと少し申し訳なさそうな顔をした
まあ、三食ついて寝床ついて給料は今までの倍
こんなこと言われたら受けるしかないんだよなぁ私的に
...あ
ふと疑問に気づく
A『私、事務作業のバイトをしたことがあるとは言いましたけど
同じじゃないかもしれないですよね？仕事内容。』
そうだった
同じような仕事とはいえ今回は学校だし
個人情報とか大事な情報を取り扱っているのだろう
そこら辺のお店ではしないことをするかもしれない
隣で歩く学園長さんに気づいたことを質問すれば意外な返事が返ってきた
学園長「わしはお前さんなら大丈夫じゃと思うぞ。和尚から聞いたしの、いろいろと。」
んぇ？和尚さま？
A『そ、そう、なんですね。』
突然の言葉に驚いて、つっかえてしまった
いつの間に聞いたの...！？私が準備してるときとか？いや、でも必要か
普通だったら何かしらあるはずなのに、会って質問してすぐに採用だった
もしかして前々から,,,？
いやいやちょっ、と待って、今この人"いろいろ"って言った！？
A『ち、ちなみに、いろいろの"い"って...何ですか？汗』
焦って冷や汗が流れ始めた私に学園長さんは、安心させるように答えた
学園長「ハッハッハ、そんなに焦らずともよい。
お主がなぜそのような見た目で過去に何があったかくらい聞いたわい。
じゃが...学園に着いたら聞かせてもらおうかの、お主の口から。」
A『...はい。』
私は気まずそうに返事をして
そういえばここにくるまでずっと聞いてこなかったな、私が何で顔半分隠しているのかとか
なんてことを歩きながら考えた
そして
A『、着いたぁ』
肩で息をしながら目の前の建物を見る
ここに来るまで上がったり下がったりして、もう足がパンパンだ
学園長「ここが忍術学園じゃ。...ん？どうしたんじゃ、そんなに疲れはてて。」
いや待っててくれなかったじゃん！一切休憩なかったじゃん！
逆に何であなたは疲れてないんですか！？遥かに私よりも年を超えているはずなのに！
いろんな文句が口から飛び出しそうになるけれど
グッと奥歯を噛み締めて、なるべく笑顔で返事をする
A『いえ、ｯﾊｧなんでもないです。』
表面上でも取り繕っていないと、顔に心の文句が出てしまうから
必死に抑え込む
でも何で学園長さんは息が上がってないんだろう？
私の気持ちは怒りを通り越して、疑問になった
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花火(プロフ) - コメントありがとうございます！自分の推しは善法寺伊作です！オチへの意見ありがとうございます(*^.^*) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
K - 面白い作品です！作者さんの推しは誰ですか？自分は土井先生と小松田さんかな。おちは主人公の年齢考えると小松田さんがいいなぁ。 (2021年8月30日 15時) (レス) id: 0a3c517d7c (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 黒カビさん» コメントありがとうございます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - エノさん» コメントありがとうございます！そうです！あの不運大魔王ですwオチに小松田くんか利吉さんですねご意見ありがとうございますm(__)m (2021年8月28日 21時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年8月16日 8時
