第三十一話 ページ32
A『...』
雷蔵「...」
三郎「...」
勘右衛門「...」
ど・う・し・て・こ・う・な・っ・た
,
,
,
急いで敷いてた布団を畳んで端に置いて
布は肩にかけて
前髪がずれてないか確認して
声からして来ているのは一人大丈夫落ち着け落ち着け落ち着け
と心に念をかけたのに
A『お待たせしま、した...』
雷蔵「話があるんだ、入っていい？」
双子の優しそうな人は困ったように俯いて、ツンとしてる人はどこか見ていて
うどん髪の人に至っては
勘右衛門「...」ｽﾞﾓﾓﾓ
静かに怒ってる...！！何に怒ってるの！？
A『わ、かりました...』
,
,
,
そして私に3人が襖を背にして向かい合っている、今にいたる
誰が何をしたくてここに集まってるんだ！！！
こんな夜に女子の部屋に訪れてなにもしゃべんないのはおかしい！！
キレるよ！？
A『あの』
私が少しキレそうになりながらも口を開けば
双子の片方の人がビクリとはねた
A『なんのご用ですか？』
怒っちゃダメだ
なんの印象も与えてはいけない...！(結構な印象をすでに与えている人)
雷蔵「...あのね」
A『....はい』
重い雰囲気で言葉を発したのは双子の優しそうな人だ
雷蔵「僕、君と仲良くしたいなって思ったんだ」
A『は？』
雷蔵「あ、いや変な意味じゃなくて...
あれから考えたんだ
君の言ってたこともわかるんだけど、僕達、同じ長屋に住んでいるでしょ？
このままモヤモヤした感じでいいのかなって」
それで何かしらしなくてはと思った彼は私の部屋に訪れることにしたらしい
だから朝にまたねと言ったのか
そうしたら何故かもう片方の双子の人もついてきて
うどん髪の人もついてきてしまったと
はぁ？
なにそのついてきたって
仲間引き連れて私の部屋に来るとか
あんたはゲームの勇者かよ！
私は魔王ってか！！
あぁん！？！？
A『結局は何の考えもなしに来てしまったと』
雷蔵「うん...」
呆れた、が
一応、歩み寄ってくれているのはわかる
問題はあとの二人だ
A『で？そこのお二方は？』
三郎「私は雷蔵が行くと言ったから来たまでだ」
勘右衛門「俺は君に言いたいことがあって来た」💢
A『何ですか』
なにキレてんだよ！早く言えや！！(逆ギレ)
勘右衛門「今朝、食堂で会ったよな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花火(プロフ) - コメントありがとうございます！自分の推しは善法寺伊作です！オチへの意見ありがとうございます(*^.^*) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
K - 面白い作品です！作者さんの推しは誰ですか？自分は土井先生と小松田さんかな。おちは主人公の年齢考えると小松田さんがいいなぁ。 (2021年8月30日 15時) (レス) id: 0a3c517d7c (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 黒カビさん» コメントありがとうございます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - エノさん» コメントありがとうございます！そうです！あの不運大魔王ですwオチに小松田くんか利吉さんですねご意見ありがとうございますm(__)m (2021年8月28日 21時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花火 | 作成日時：2021年8月16日 8時
