第十二話 ページ13
和尚さまへ思いを新たにしたところでタイミングよくシナ先生が来た
山本「Aちゃん？迎えに来たわ」
A『はい』
急いで起き上がって返事をし、襖を開けて後をついていく
どこに行くのだろうか、まだ何か説明されることがあったのかな
もう空は真っ赤に染まっていた
そういえば、お昼ご飯食べてなかったな...
時間の流れに気付き、途端にお腹が空いてきた
山本「お腹空いたでしょう？今から食堂に行くわ」
A『はい』
思っていたことが口に出ていたのかと思うほど、ズバリと言われた
というかさっきから"はい"しか言ってなくね？
それに今はシナ先生についていってるけどこれからは
一人で誰の案内もなしに行かなきゃいけない...かもしれない
早く学園内を覚えねば(￣^￣)
山本「(さっきと全然表情が変わらない...ま、そりゃそうよね
顔の下半分しか見えないもの)」
少女が決意を胸に頑張ろうとしていたとき
山本シナは先程の笑顔を噛み締めていた
山本「(あのとき頭を撫でた一瞬、前髪の隙間から
目をつぶりながらフニャッと笑った顔が見えた...!)」
また、あの笑顔が見たいと思った
ーーーーーーーーーーーー
山本「ここが食堂よ、さぁ入って入って」
A『？』
少し歩いてしゃもじ型の看板に"食堂"と書かれた場所に着いた
シナ先生押され、のれんを手で上げると沢山の生徒がいた
全員「ようこそ！！忍術学園へ！！！」
これは...
山本「歓迎会よ」
A『歓迎会...!』
山本「(驚いてる顔もかわいい！)」
突然のことに思わずシナ先生を見ると、私のための歓迎会を
開いてくれているのだと教えてくれた
驚きというか嬉しさというか、いろんな感情がぶわっと高まった
わぁ、歓迎会！なんて響きの良い言葉なんだ！
初めてのことに感動していると生徒達が来て、右手が無数の小さな手に引っ張られる
水色の制服の子達だ、この色は1年生だっけ
1年生「Aさん！！こっち来てください！！」
勢いがすごいなぁと感心していたら
引っ張られた先にテーブルがあり、椅子に座らされた
1年生の子「これから料理が運ばれるので
それまで待ってください！」
A『はい』
料理か、どんなご飯が出てくるんだろう
皆、男の子ばっかりだなぁと思って見ていると、皆うずうずしている
どうかしたのかな？
1年生の子「あ、あの！」
A『はい？』
さっきの子とは別の子が話しかけてくれた
この眼鏡っ子は...まさか
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花火(プロフ) - コメントありがとうございます！自分の推しは善法寺伊作です！オチへの意見ありがとうございます(*^.^*) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
K - 面白い作品です！作者さんの推しは誰ですか？自分は土井先生と小松田さんかな。おちは主人公の年齢考えると小松田さんがいいなぁ。 (2021年8月30日 15時) (レス) id: 0a3c517d7c (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 黒カビさん» コメントありがとうございます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
黒カビ(プロフ) - 面白いです！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - エノさん» コメントありがとうございます！そうです！あの不運大魔王ですwオチに小松田くんか利吉さんですねご意見ありがとうございますm(__)m (2021年8月28日 21時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年8月16日 8時
