え、なんか森山に睨まれてるんだけど。【黒バス*海常*season5】

やっと気づいた ページ23

あ「森山…」


…に好きって言った……とき…。



あ「高尾さんが好き。緑間さんが好き。海常のみんなも、仲良くしてくれる人たちみんな、好き」


話が繋がってないのだよ、という緑間さんの呟きをいいからいいから！と高尾さんが宥めてわたしに続けるように促す。



あ「森山がその好きの中に入ってるのは…違和感。みんなに対しての好きと森山に対しての好きはたぶんわたしの中ではちがう！と思った！」


だんだんあのときの自分がどんなことを思ったのか思い出せてきたからなんか嬉しくなった。



あ「それで!!森山に好きだって言ったときなんかすごかったのー！心臓の動き激しくなってもうなんか全身の血がどくどく動きながら巡るのを感じたというか！口から心臓出てきてもおかしくなかったねあれは！！」


全身が心臓になったんじゃないかってくらいの心臓の動きを感じたなあのとき！


思い出した自分を内心褒めていると緑間さんが、



緑「それって緊張したってことなのでは」


あ「緊張ー？」


高尾さんが、



高「森山さんのこと好きなんでしょAさん？」


それぞれの言葉を口にした。



あ「え、うん…うんー?好きだ、と思うけど…みんなに対してのとちょっと違う気がするから森山のこと対して好きじゃないのかもしれないからよくわかんない」


俺はAさんの言ってることがよくわからないのだよとか言わないで緑間さんわたし悲しい。



高「AさんAさん！きっとそれは緑間風に言うと、恋なのだよ!!」


緑「気持ち悪いからやめろ高尾」


キラッとウィンクにピースをする高尾さんにすかさず緑間さんのツッコミが飛んだ。


というかそんな冷静にこの場を観察してる場合じゃないよわたしー！！



あ「恋ですか！？恋ですかー！？」


高「恋ですよ！恋ですよ！」


緑「…少し静かに」


頭の中にくわしゃっと光が放たれたような衝撃にあった。



あ「恋ー!!わたしが森山に!!まじですか高尾さん！？」


高「森山さんに好きって言うとき、どきどきしません？」


あ「するー！」


高「俺や緑間とか他の人に言うときと森山さんに言うときとでは全然違いません？」


あ「森山だけなんかちがうんだよそうなんだよー！すごい高尾さん尊敬!!」



笑いながらAさん鈍いんすねーとからかってくる高尾さんと呆れたような表情の緑間さん。


３人で話してても今、考えてるのはなぜだか森山のことで。それがなんか悔しく思った。

好きが、溢れる→←緑間のターンはここまでだ！！

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