え、なんか森山に睨まれてるんだけど。【黒バス*海常*season5】

１日だけ甘い思い ページ20

わたしの会計も終わりなぜか三人で仲良くコンビニの外で話し始めていた。



緑「こんな時間帯に食べると太りますよ」


生クリームがinされたもふもふのワッフルを頬張るわたしを見て言う緑間さんの顔がすんごい歪んでるのはきっと錯覚だ。


あ「いいよもうすでにわたしデブですからー！けどいらいらむかーってしてるときは食べるに限る！」


高「ぽっちゃり系の人ってストレス発散のために食に走る人多いっすよね！Aさんもそのうちこーんなんになったりして!!www」


笑いながら手で大きい弧を描いて見せた高尾さん。


あ「やめろー!!冗談でもやめろー！これ以上太るとかつらいー！！」


緑「なに言ってるんですかもっと太るべきです」


痩せすぎではないけど太ってなさすぎです、と真顔で言う緑間さんの手をわたしは思わず握りしめた。



あ「緑間さん!!お世辞だとわかっていても緑間さんが言うと本当に聞こえるからいいね！」


太ってなさすぎって！太ってなさすぎって!!お世辞だけど緑間さんが言うと嬉しい!!本心に聞こえるから嬉しいよ感動ー!!


緑「いや、あの…っ」


高「あー、つかAさんなににイライラしてそんなに食べ物食ってんすか？」


あ「んー？んー」



わたしがいらいらしてた理由？そういえばなににいらいらしてるのわたし？鉄平と森山の話をすること？森山に対する自分の気持ちがわからないから？そもそも森山のことわたしは好きなの？


そんなことをぐるぐると考えてるうちに自然と緑間さんの手をわたしは離していた。



たぶんだけど…自信はないけど…



あ「好きがよくわかんないから？」


森山のことは好き…だと思う。だけど本人に好きなんて言葉、言えない。



あ「緑間さんのことも高尾さんのことも好きなのよわたし？だからふたりに胸を張ってっていうか、こうして直接言えるわけだし」


森山のこと好きだったら本人に言えるだろうわたし…！！




高「じゃあ胸を張って好きって言えない人がいるってことっすか？」

もっとしゃべればきっともっと→←高尾が笑ってるー子犬も笑ってるー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す