ボケからツッコミに転換してみるのもあり ページ16
あ「てーっぺー…」
クッションを潰すほど抱えてソファに寝転がるわたしは椅子に座っている鉄平に話しかけた。
鉄「ん?お菓子食べたくなった?」
あ「うん確かに小腹が空いてきたんだよねー…じゃないじゃない!!」
夕飯食べ終わったばっかだし!!思わずノリ突っ込みとかしてみちゃったよ鉄平!?わたし実はツッコミの才能ありなんじゃないかなー!?
あ「っと…てっぺーは好きな子いるのん?」
鉄「………え、は!?」
鉄平は椅子から勢いよく立ち上がった。
え、まさかの反応なんだけど?そんな動揺するとは思わなかったんだけど!?
あ「えー!いるの鉄平いるのー!?なんでーずるいーどうやって作ったのー!!」
鉄「ちょ、っと姉ちゃん!!飛びつくな!そんで誤解!!」
鉄平にしがみついてゆっさゆさ揺らしてたら引っぺがされてしまったのでまたソファに寝転がって縮まった。
あ「なによ誤解ってー」
クッションも抱きかかえたからもぞもぞした口調になる。
鉄「べつに好きな子とか特にいないけどさ、姉ちゃんがそういう話してくるのがなんか、意外で…」
あ「なんでそんな我が子を見るような目で見るの!?わたしのが年上だからねわたしのが早く産まれたんだからね!!」
わかってるよーと言いながら顔緩んでるてっぺーを殴ってやろうと思ったけど
鉄「姉ちゃん…なんかあった?」
そのままの優しい顔で心配してくれる鉄平を殴る気にはなれなかった。
鉄「帰ってきたときもなんかいつもより静かだったし。夕飯のときもさ、俺が姉ちゃんの肉とっても気づいてなかったし」
あ「おいちょっと?勝手になにしてんのばかー!?」
肉の当てつけに鉄平の背中に頭突きをしまくるわたしだったけど、そのうちに疲れてきてそのまま鉄平の後ろに抱き付いた。
あ「ね、てっぺー…聞いてー」
少しだけだけどわたしの中のモヤモヤが灰色だったとして。鉄平のおかげでちょっとだけ白色に近づけた気がした。
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ゆ優v - 森山クソイケメン〜〜/////サイコーでした! (2015年8月5日 21時) (レス) id: 254bbc2098 (このIDを非表示/違反報告)
暗殺者キルア(プロフ) - 久しぶりに見ました!!完結おめでとうございます!森山と両想い(?)おめでとう夢主ちゃん! (2014年8月25日 13時) (レス) id: c4708a2cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ちいな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!いつも楽しみに愛読させていただいてたので、少し寂しい気もするのですが、本当おめでとうございます!!夢主ちゃんも森山さんも、海山も(笑)作者さんから生まれるキャラ達が面白くて好きでした(´∀`*)これからも頑張って下さい!応援してます! (2014年7月31日 0時) (レス) id: 701e8ab088 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ありがとうございました!結構共感出来ること多くて...「あぁー」とか思いながら読ませて頂きました。ちょうど主人公と同い年ですしww今まで読んだ中で一番好きでした。本当にありがとうございました! (2014年7月30日 22時) (レス) id: 5c5ae7e225 (このIDを非表示/違反報告)
唳兎(プロフ) - 完結おめでとうございます。 占ツク内で1番大好きな小説でした。夢主ちゃんが特に可愛くて、作者様も可愛らしい方なのですね!これからも頑張って下さい^ ^ (2014年7月30日 13時) (レス) id: 89cbe1a837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かものはし x他1人 | 作成日時:2014年4月12日 0時