∞のクセが強い子2 (ページ16)

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え？嘘？死んだ？

慌てて確認すればスースー寝息立ててる

「電池切れかぁ…笑」

持ち上げれば前よりも軽くなってる、最近忙しかったんもんなぁ

「ぐっすりじゃん笑」

おんぶしてあげても全く起きる気配なし

ベッドに転がしてあげたら俺の服の裾を握って離さない

「A～？手離すよ～？」

離そうとしても更に握り込まれて離せない

「……まぁ、いっか」

片付けは明日やろ、そう思って横に寝転ぶ

横に行ったら何か楽しい夢でも見てるのか顔が笑ってる

「可愛い…やっぱ末っ子なんやなぁ」

可愛くて頭撫でてたら俺もいつのまにか眠ってた

「……ん……ちゃん！」

「ん…？」

朝、誰かに名前を呼ばれる

「おれ、…の？」

目を開ければ腕の中にはA

どうやら抱き枕だと思ってたみたい

「俺的には、全然抱き枕になれて嬉しい限りなんだけど流石に息苦しさには勝てない…」

慌てて腕を緩める

「ごめん！苦しかったやろ？」

「まぁちょっとは笑でも抱きしめてもらったから全然いい！」

「なにそれ～笑じゃあ俺の専属抱き枕にでもなる？」

「いいの！？まじ？？やったーーー」

嫌がられるかと思ってたんだけど………

「そーいや、昨日の夜の記憶が全く無いんですけど俺なんかしでかしてない？丸ちゃん無事？」

「ん？ああ、可愛かったで？」

「！可愛いってどういう事？え？俺なにしたの？」

「内緒～」