第六章10_グリムを探せ ページ11
初めて出会った時は、仲良くなるなんて…まして今のように本音で語り合える関係にはなれるはずがないと思っていた。
彼の破天荒でとんでもないお調子者だった所にも、凄く手を焼かされた。
でも、それ以上に__私は、いや“私達”はグリムと共に楽しい学園生活を送れていた。
頑張るという意欲を、前を向く力も、彼から貰ったに等しい。
こんなことで、こんな結果で、終わらせたくはない。
『私は……___グリムに直接話を聞きたい。いや、聞かなきゃいけない』
私の出した解答に2人は予想通りと、笑みを浮かべる。
エース「そうくると思った。んじゃ、パパッとあのバカを探し出しますか」
デュース「だな!皆より先にグリムを見つけて、1発シメたら話を聞こうぜ!」
『うん!グリムを探そう!』
私たちはそれぞれ拳を合わせ、立ち上がる。
その勢いで談話室を出る前に、3人分のコートが投げられた。
エース「うぉっ!?コ、コート?」
デュース「これって、ステラが?」
『…ステラ』
私達にコートを投げつけてきた貴婦人をそっと振り返る。
彼女は、心配げな素振りを見せ、同時に出ていけない自分のもどかしさを嘆く様に視線を着る。
貰ったコートを羽織り、彼女の陶器のように冷たい白い手を握る。
『グリムを探しに行ってくる。だから、灯りを絶やさず、待っていて』
ステラ【!………】
私の言葉に、その目を大きく見せ、そして頷く。
その彼女ともう一度視線を合わせ、そっと手を離すと、2人と共にオンボロ寮を飛び出した。
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ナギサ(プロフ) - あ"〜……本当に主様やってくれますね。自分好きな言葉をいつもいつも小説に組み込んでくれている…超能力者ですか??? (11月25日 16時) (レス) @page21 id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ふわなさん» お返事おくれてしまい申し訳ありません!誤字がちょびちょび目立ってしまいますが、楽しんでいただけたら嬉しいです!一時期更新停止いたしますが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします! (2021年11月18日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 初コメ失礼します!素敵な作品に合うことができました・・・!お話もかなり続いていてすごいです!文もなんだか頭に入りやすくて!大きな誤字も無いので少しの誤字なら大丈夫ですよ!応援しています!好きなアニメの要素があって好きです!頑張ってください!! (2021年11月2日 18時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - モモカ🌼さん» ありがとうございます!かなり長いシリーズですのに、それを毎日見て頂けてとても光栄です!今後とも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年10月13日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2021年9月24日 16時