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第五章262_スッキリした顔 ページ24

私が容姿について説明してると三人がやや引き攣った目で見てきた。



ケイト「……えーっと、それって……」
トレイ「この学園にいて、ツノがあるって、まさか……」
リドル「僕は1人しか思い当たらないけれど……」


なんだかとても歯切れが悪い。ツノ太郎さん、有名人なの?


リリア「おっと!ケイト。そろそろステージに行かぬと出番に遅れるぞ」
ケイト「あっ、ホントだ」
リリア「それでは、わしらはここで失礼する。A、『VDC』の成功、祈っておるぞ」

『はい、ありがとうございます。お二人もステージ頑張ってください』




私はステージの方に向かう彼らに手を振る。
ふと、ケイト先輩が「そうだ」と呟き、こちらに戻ってきた。




ケイト「Aちゃん、ハイチーズ♪」
『え?』



グイッと引き寄せられたと思ったら、次の瞬間にはパシャッと一枚撮られていた。



『今凄い間抜けな顔してたんですけど』
ケイト「うん、してる」
『それ、アップしないでくださいね!?』
ケイト「しないよ。ケイちゃんのAちゃん成長記録に保存するの〜」
『…成長記録?』



何それ、ちょっと怖いんだけど…勝手に何を作っているんだ、この人は。



ケイト「蟠りがなくなって、スッキリしてる。すっごくいい顔」



とても優しい顔をして私の頭を撫でてくれた。




ケイト「…Aちゃんは、ちゃんと自分で見つけられたんだね。凄い、偉い子だよ」
『ケイト先輩…』
ケイト「VDCもいいけど文化祭、しっかり楽しむんだぞ!」



そう言って、リリア先輩の方へ駆けていった。私は撫でられた頭をソッと撫でる。




『…すっきりとした、顔か』
グリム「間抜けな顔してたんだゾ」
『うるさい』
グリム「ふな〜っ!?」



ムニーッと毛だらけの頬肉をつまんでやった。
そんな私たちを2人はクスクスと笑っていた。だが、リドル先輩が「そういえば」と呟き、時計を見る。




リドル「もうすぐ12時になる。A達は、『VDC』のリハーサルに向かわないといけないんじゃないかい?」


リドル先輩の言葉でハッと、スマホを見た。
時刻は11時40分。

ゆっくりしすぎた。そろそろ向かわないと遅刻する。

第五章263_優しい励まし→←第五章261_招待状の相手



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ALICE(プロフ) - 波さん» 18章の方でもコメント下さりありがとうございます!頑張らせて頂きます! (2021年8月28日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読ませて頂いています。ぜひこれからも頑張ってください (2021年8月26日 18時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - どんさん» ご期待に沿えず申し訳ありません。自分の手では作れないのでキャラメーカー様のものを使って作りたいとは考えているのですが、物語の途中から作成となるので、作っていいものか悩んでいる最中です。機会があれば、使用して作ってみたいとも考えております。 (2021年6月29日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
どん - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年6月29日 14時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - どんさん» イラスト描けないので、書いてないですね。すいません。 (2021年6月29日 11時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ALICE | 作成日時:2021年6月11日 20時

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