第五章 29_3年A組へ ページ30
エース「先輩たち余裕じゃないっすか。ま、オレも落ちる気ないんで」
グリム「うっとりする歌声とキレキレのダンスで審査員を魅了してやるんだゾ!」
デュース「バイパー先輩、アジーム先輩、世話んなりました!押忍!」
『3日間。ご指導、ありがとうございました。二人もオーディション頑張って下さい』
カリム「おう!」
ジャミル「そうだ。君達もうオーディション参加の申し込みはしたのか?」
グリム「え?何だソレ?」
ジャミル先輩に言われて、思い出した。
ポスターにもそんな事を書いてあった気がする。
ジャミル「やれやれ、君達もうっかりしていそうなタイプだし、もしやと思っていたが…。
確認しておいて正解だった」
ジャミル「アッハッハ!流石はジャミル。よくそんなこと気付くよなぁ」
ジャミル「日ごろから、“どこかの誰かさんのお蔭で”慣れっこだからな」
嫌味だ。確実にカリム先輩を指している。
笑っているけど貶されてますよ、カリム先輩。
ジャミル「『VDC』のオーディションには事前に申し込みが必要だ。
3年A組のルーク・ハント先輩が受け付けている。
オーディション前日が申込期限の筈だ。忘れないうちに済ませておけよ」
デュース「はい!ありがとうございます」
でも、ルーク・ハント先輩…会った事無いだよな。
どんな先輩なんだろうか。
ジャミル「ルーク先輩は、金髪のおかっぱ頭に帽子がトレードマークだ。
まあ、きっと合えばすぐわかるさ」
『ありがとうございます』
疑問に思っていた事の回答をすぐくれる。
流石ジャミル先輩だ。
私達はジャミル先輩とカリム先輩に再度お礼を言い、
申し込みをするために3年A組へ向かう事にした。
**
__3年A組
デュース「ハント先輩の教室はここか。上級生の教室に来るのって少し緊張するよな」
エース「しかも他寮の上級生とか、あんま交流無いしね。
ハーツラビュルの先輩探して、呼んでもらおっか?」
『…あ、でもこのクラス、レオナ先輩がいるクラスだよ』
グリム「あ、本当だ。
あそこにいるのは…おーい、レオナ〜!ちょっとコッチ来るんだゾ!」
レオナ「…………ア″ァ?」
グリム君が呼ぶと凄い不機嫌なレオナ先輩の声が聞こえてきた。
当然慌てる両隣の2人。
…睨んでいるのは怖いけど、オーバーブロットした後からあんまり手出さなくなったし、
大丈夫だろう。
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ぬこ - オリキャラ苦手だけどこの作品は好きだわぁ( ˇωˇ ) (2023年3月1日 1時) (レス) id: 73e65e112f (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - あぁぁぁぁぁもうありがとうございます。早速読んできます。 (2020年9月15日 0時) (レス) id: d01e8aaa3e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - ウミソラさん» 早速のコメントありがとうございます!ヴィル先輩のユニーク魔法、気になりますよね。今回、オバブロするのは誰なのかもまた気になる話です!更新を順々に進めて行きますのでよろしくお願いいたします (2020年9月14日 22時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - 来ました!!!!五章!!!!今後も更新を楽しみに待っています!!!!あとヴィルさんのユニーク魔法が物凄く気になる!! (2020年9月14日 22時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ALICE | 作成日時:2020年9月14日 22時