【おそ松さん】僕らは一年に一度、恋をする。 (ページ7)

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記念日当日、7歩目。ページ7

「ふあぁぁ・・・」

今日は昨日の合コンの疲れからか、いつもより遅く起きた。

ああ、疲れた。まさか合コンがあんなに疲れるものだとは・・・。

って、疲れている場合じゃない。

「掃除掃除っと・・・」

7月7日、と書かれている壁掛けカレンダーを見て、気合をいれるように呟いた。

・・・

「ふぅ、ひとまずこんな感じかな・・」

お客さんが入っても大丈夫な程度の部屋にはなった気がする。

片付ける前が汚すぎたので、すごい達成感だ。

「1日の3分の2くらい掃除で終わっちゃったよ・・・」

まあ、この日のためだし何とも思わないんだけどね。

「・・・さて、と」

まだ休んではいられない。

私はエプロンを脱いで、クローゼットに向かう。

「どっち着ようかなあ。」

鏡の前に立って、部屋着を何着か合わせてみる。

今日のために、と買っていたものだったけど、2つで悩んで結局どっちも買っちゃったんだよね。

1つは猫耳つきのフードの、全体的に黒いもの。

もう1つはシンプルに、紫のゆったりしたワンピース。

「・・・こっちかな」

悩むこと数分、黒い方を着ることにした。

次は髪。

ドレッサーに座って、髪の毛をブラシでとかしていく。

ヘアアイロンをかけて、仕上げにいつもの黒猫のピンで前髪を留めた。

「・・ふふっ、準備完了、」

そんな言葉を何となく呟いてみると、タイミングよくチャイムの音が聞こえてきた。

・・・来たかな？

私は小走りに玄関に向かい、鍵を開ける。

「・・昨日ぶり」

「・・・昨日ぶりだね、一松くん。」