絆-おそ松さんの世界にトリップ-パート6 (ページ27)

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277話　「父さん達の責任」ページ27

カラ松side(回想の続き)

お父さん「父さんが思ったことなんだが…。みゆきちゃんに変わったことはあったかな？」
カラ松「うん…。あったよ。父さん達が旅行に行った日…。みゆきちゃんが夢の中でうなされたんだ」
お父さん「それでどうしたんだ？」
カラ松「俺が呼びかけても起きてくれなくて、どうしたらいいのかわからなかったんだ…」
お父さん「そんなことがあったんだな」
カラ松「うん…」
お父さん「それは…。父さん達の責任でもある」

(“父さん達の責任”って、どういうことだ…？)

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みゆきside

私とお母さんは台所にいる。
流し台の近くには鶏肉1パック、玉ねぎ2個、にんじん1本、キャベツ1個、ネギ1本、しめじ1袋などが置いてある。
私は研いだお米を炊飯器に入れてから、炊飯のスイッチを入れたところだ。
お母さんはシンク下から鍋を取り出してガスコンロの上に置いた。

お母さん「ありがとう。みゆきちゃん」
みゆき「私、野菜切るよ」
お母さん「じゃあ、お願いしようかしら」

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カラ松side

父さん達の部屋を出て居間に入ると、みゆきちゃんと母さんが台所で楽しそうに話をしながら夕飯の準備をしているのが見えた。

(みゆきちゃん…。)

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チョロ松side

僕はソファーに座ってユメデアエールの説明書を読んでいる。

おそ松「そんなに説明書ばっかり見てると穴開いちゃうよ～」
十四松「どこに穴があるの～？」
トド松「そういう例えだよ」
チョロ松「あっ…」

【ユメデアエールを使う時は連絡してほしいダス】

デカパンが言っていたことを思い出した。

おそ松「どうした？」

おそ松兄さんと弟達が僕の所にやって来た。

十四松「なになに～？」
チョロ松「うん…。そういえばデカパン、僕達に色々な発明品をくれた時に“ユメデアエールを使う時は連絡してほしい”って言ってたよね」
トド松「うん」
一松「…言ってた」

襖が開く音に気付き、振り向いた。

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カラ松side

チョロ松「カラ松…」

俺が部屋に入ったら、兄弟が話をしていたようだ。

カラ松「何の話をしているんだ？」
トド松「うん…。チョロ松兄さんが“ユメデアエールを使う時は連絡してほしい”ってデカパンが言ってたのを思い出したって話だよ」
十四松「うんうん！」
カラ松「そうか…」

襖を閉めてから、兄弟の所に行って座った。