その３ end ページ24
オロオロとするレムにアズールは彼女の前に手を差し伸べて優しく微笑む
「おや、忘れてしまったんですか？貴方ともあろうメイドが珍しい。なら、慈悲深い僕が教えてあげましょう。
今日は貴方達二人の誕生日ですよ」
「あっ……」
アズールの言葉にレムは漸く理解が追いついて言葉を漏らす
それをきっかけにクラッカーがパンパンっ…と鳴った
「「「…ラム(さん)、レム(さん)！誕生日おめでとう(ございます)！！」」」
一斉のお祝いの言葉と大きな大きなクラッカー音
その2つを聞いて、姉妹はそれぞれの反応を示した
レムはとても幸せそうに笑い
「わぁ…ありがとうございます！レムは感服致しました！」
と、言う中でラムは少し固まっていたが口元を緩めて
「……騒がしいことこの上ないわね。まあ、覚えていてくれた事には感謝するわ」
照れたように微笑んだ
その様子にアズールが二人の前にやってきて、やれやれといった仕草をする
「僕が貴方達の誕生日を忘れる訳が無いでしょう。
…これからも、よろしくお願いしますよ」
アズールがメガネをカチャカチャと直しながらも頬が紅く染まっているのを見て
姉妹は身を寄せ合って呟きあう
「姉様姉様、アズール君が照れてます。そんな不器用なアズール君も素敵ですね」
「レムレム、不器用男が無様な醜態を晒しているわ。やっぱり、稚魚からやり直すべきね」
「レムは…まあ良いとして、ラム！貴方は僕に恨みでもあるんですか？！」
一瞬、レムに貶された気がしなくも無かったがラムの発言が鋭すぎてアズールはヤケクソであった
尚、レムはちゃんと貶して褒めて伸ばすタイプである
「そんなのどうでもいいからさぁ〜早く食べよぉ〜！あっ、ラム〜♡これ、俺が作った奴だから食べてぇ♡」
「あら、じゃあ他の皿を食べるわ」
「ん〜いつも通り辛辣だねぇ〜そこも良いところだけど♡」
「おやおや…流石僕の片割れ。ラムさんも時間の問題ですかね？」
「黙りなさい、背開きにするわよ」
「おやおや」
あっちはあっちでウツボに囲まれた姉様が嫌そうな言葉を発していても雰囲気はどことなく柔らかい
そんな彼らを見てアズールは呆れたように肩を落とすが、彼に寄り添うメイドが一人
「…アズール君、レムは世界で一番幸せ者です」
「ふふ…それは此方のセリフですよ」
fin
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Sena(プロフ) - きゃぁぁぁ！更新ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！ (2022年6月18日 12時) (
レス) id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - 成り代わり＋クロスオーバーものですか！？すっごく好きです！！現在は更新なされていないようですが、もうなさらないのでしょうか？更新が再開されること、願っています！！ (2021年11月23日 16時) (レス) @page30 id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - レムちんが出てきてもう感激しております！レポートにテストに忙しいと思いますが気をつけてください！（体調など） (2021年2月3日 0時) (レス) id: baa494e620 (このIDを非表示/違反報告)
huran875(プロフ) - ここまでイッキ読みさせてもらいましたが、レムちゃんのポジションも素敵で、ツイステとリゼロのストーリーの同時進行を書くもの上手すぎて、面白さに震えてます……更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってください！ (2021年1月7日 22時) (レス) id: eabf6e44ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2021年1月2日 19時
