黄色いDiary 6

2015/06/14 ページ49

こうなる、って
わかってましたよ？

だって
TV誌の写真、
見た時から、ねぇ。

でも、さ。

俺の話も聴いてよ。


「だって、ズルい」

なにがよ？
アナタもたいがい、ズルいでしょーが。

「スタッフ、きたねぇ。
　わざと胸元ゆるいの着せてさ。
　TKB、見えてるとかってさ」

笑い、取るためでしょ？

「前屈みになるとさ、
　カズのやわらかーい
　ふっくらお胸も見えてんだよ」

いや、ワタシ、ありませんよ。胸。

「あるじゃん。
　こんなに育ったのが」

むにゅ、ってこら！
鷲掴みにすんなよ！！

「俺とカズの愛の結晶。
　こんなカタチで放送されるなんて…」

そうでした。
アナタの俺の胸に対する執着、
忘れてましたよ。

アナタ、コレ、好きなんですよね。

「うん。好き。
　大好き♪」

わかったから。

「カズ。
　触らせて」

触るだけ？

「もませて？」

もんでそれから？
どうすんの？

「なめたい」

もう。
バカサトシ！！

「衣装、買い取ったんでしょ？」

えぇ。
アナタがお金出す、って言ったからね。

「着てよ」

高いよ？
ニノ子ちゃん、指名ナンバーワンだから。

「いいよ。なんでも。
　着てよ。
　脱がせるから」

脱がせるなら着なくていいでしょ？

「脱がしたいの！」

んじゃ、いくら出します？

「身体で払う」

もう。
ほんと、馬鹿なんだから。

そう、悪態ついても。
喜んで衣装、取りに行く俺はもっと馬鹿。

いいよね。
バカップルでも。

幸せ、だからさ。
　

　
ﾟ＊.｡.＊ﾟ＊.｡.＊ﾟ＊.｡.＊ﾟ＊.｡.＊ﾟ

パート、移行しました

つづきもご愛顧下さいませ。

移行先ご出発前に、
お星様ぽち、もよろしくおねがいしまーす♪

この小説の続きへ→←2015/06/13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す