黄色いDiary 6

2015/06/12 ページ47

はぁ///

気怠くて。
知らず吐息が漏れる。

昨夜はイロイロ激しくて。
今朝のラジオ、
流してたのに頭にちっとも入ってこなかった。

この日の収録。
終始不機嫌で。

なんにも気にすることなんてないのにね。

みんなもそのただならぬオーラに
俺とこの人がなるべく隣同士になるようにしてくれて。

俺は、どこかしらに触れながら
それでも番組盛り上げる為に声は出して。

ときどき、
こうやって。
この人の独占欲とか
嫉妬なんかを感じる時に
愛されてんな、って実感する。

ただでさえ、荒れ模様なのに
スペシャルの告知。

ゲストに思うところもあるようで。

そうだよね。
別に、何にもないけど。
可愛がられてるからね。
アナタはヤキモチ妬くんだよね。

収録終わって
我慢出来ないと俺の手を引くアナタに
「待って」って言いながら
我慢できなかったのは俺も同じ。

手近な空き部屋や
トイレや車ん中
そんなとこで満たされる感じじゃなかったから。

宥めるようにキスをして
いつも以上に素早く支度を整えて。

・

それが、収録の日のこと。

そして、昨日。
OA観ながら
また機嫌の悪くなっていくアナタを
誘い込んだのは俺。


頭の中
全部、俺のコトだけにして欲しくて。

心の中も。
俺だけにして欲しくて。

誘って、
乱れて、
重なって。
　

ねぇ。
心配しないでよ。
アナタだけだからさ。


半開きの口から寝息、零しながら。
今は満たされた穏やかな顔して
眠っている愛しい智にキスをする。


安心してよ。
揺るがないから。

アナタだけ、だからさ。
　
　
　
　

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