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北山side.
「大丈夫か…?きつくない?」
そう聞くと、ゆっくり頷いて力無さげに微笑んだあと、俺の胸に顔を埋めるA。
「…もらっちった、Aの初めて。」
そう言っても顔を上げないけど、
表情なんて見なくても照れてるってわかる。
「…な、ちょっとは気持ちよかった?
…いてっ。」
ちょっとおどけて聞いてみると、パシッと胸元を叩かれる。
恥ずかしそうに俺の方を見上げてくるA。
…やば。かわい。
「俺はね…、超きもちかった。」
って耳元で囁くように伝えたら、
A「 もぉ、ばかっ/////」
ってまた叩かれた。(笑)
ぎゅーって抱き寄せたら、Aの手もそっと背中に回る。
「だってAのあんな可愛いとこ、俺だけしか知らないんでしょ?
そんなん幸せすぎんじゃん。」
これからもずっと、俺以外知らなくていいから
……なんて、重すぎて言えないけど、
もう離すつもりなんてないし。
背中に回った手に力がこもる。
おでこにキスをすると、ゆっくり見上げてきたA。
そのまま引き寄せられるように唇を重ねた。
少しして離れると、
目を合わせてふわっと笑った笑顔に愛しさが湧き上がってきて…
………やべ…。全然もう一回戦いけそー。
でも今日は流石にダメでしょ…。
気持ちをぐっと堪えてたら、すりすりと胸元に顔を埋めてぎゅーっとしがみついてくるA。
……Aさんよ。
そんなことされたらヤバいからさ。
お願いだから刺激しないで?
「A明日…何時に起きたい?」
今更ながら、明日仕事だよな…
A「ん、先輩の起きる時間に合わせます。」
「んや…俺明日さ……休みなの。
だからAの時間に合わせるよ。
…こんな時間になっといてごめんな?」
A「ふふっ。
先輩、私も明日…お休みです。(笑)」
「そーなの?!
んじゃーゆっくり寝れる……あ、予定とかあった?」
A「うぅん、ないです。」
「…じゃー明日はのんびりして…Aの家に着替えに帰ってー、デートしよ。」
A「えっ??」
パッとこっちを見上げたA。
「んふふ。 デート……する?」
A「するっ///」
すげー嬉しそうに笑うもんだから、こっちまで嬉しくなる。
やっぱこいつの笑顔、好きだなー。
そう思いながら、Aを胸に閉じ込めて眠った。
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ななこ(プロフ) - こたえあわせ、めちゃくちゃ好きで何回も読み返してます!もし良かったらこの話のAfterstory的なもの書いて欲しいです…! (2021年3月25日 1時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» お返事遅くなってすみません!兄のきもち、楽しんで頂けてよかったです(*^^*)鈍感かと思いきや、1番鈍感じゃない、っていう雄平さん。(笑)遅くなりましたが、移行しましたのでそちらも是非読んで頂けると嬉しいです! (2019年7月22日 2時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 兄目線、面白いです!!2人を見てきたお兄ちゃん……続き待ってます! (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - piroponcandyさん» 長いことお付き合い頂いてありがとうございました!(笑)おまけもつけてみたので、ぜひ読んでくださいね◎ほんと、主人公羨ましい。(笑) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます!!本当ですか〜(;_;)そんな風に読んでいただけていて、すっごく嬉しいです…!おまけも更新したので、ぜひそちらも読んで頂ければ(*^_^*) (2019年6月23日 17時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2019年2月23日 23時