ちいさな恋 4th

＊ ページ45

北山side.





次の朝、目がさめるとまだ隣で眠ってるA。


無防備な寝顔に、朝からすげー癒される。







……まさかあのAと
付き合うことになるなんて


それにまさか…初めてだったなんて。


一生懸命伝えてくれたAが可愛くて。


最中は最中で、今の寝顔からは想像できないほどの色気を放ってくるし


どんだけ翻弄したら気が済むんだってマジで。






…あ。そうだ。



ベッドサイドに置いてあったスマホを手に取って、メッセージを打ち込む。




【昨日はお世話になりました。



末長くよろしくお願いします。





お兄さん。】




…Aに夢中ですっかり忘れてた。

雄平の存在。(笑)


それにしても、もし結婚したらガチであいつが義兄になんのか…


ぜんっぜんピンとこねーな。(笑)






そう思いつつスマホを元に戻すと、
隣で小さく身体が動くから、起きるか？と思いながら見てるとゆっくり開いた瞼。


何度目かの瞬きの後、目が合った。




「おはよ。」





A「おはよ…ございます。」



ってふにゃんと笑ったA。


A「…見られてました？私。」



「…ん？見てないよ？

よだれ垂れてたとこなんて見てない。」



A「…えっ！うそ…！」



パッと目を開いて口元を確認してる。(笑)




「くくっ！嘘だよ。(笑)

ちょー可愛い顔で寝てたから安心して。」



A「もぉっ！信じられないっ///」


そう言って枕に顔を埋めて恥ずかしがってる。




「A、こっち向いて。」



って言っても無反応。(笑)




「ごーめーんって！

Aちゃん。」




次は枕から顔半分だけずらして
恥ずかしそうにこっちを見てる。(笑)




「…ん、おはようのちゅーしよ。」




そう言ったら、顔を赤くして




A「先輩って、そんなこと言うんですか…///」



なんて聞いてくるから、そうなったら恥ずかしいのは俺。



「ばか、お前にしか言わねーよっ。」





ちょっと強引にキスをして離れると
絡んだ視線に誘われるようにまた唇が重なる。







……やべ。







「…なぁA。

ダメ元で聞くんだけど。」




A「え？？」




Aの腰に脚を絡ませて密着させる





「…こーなっちゃった。」





A「何………えっ/////」





「襲っていい？」





A「えっ///ちょっ、待っ…///」

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