失くした愛…。 ページ17
こんな風に、ミンスのことを誰かに話すのは初めてで…
口に出してみると、わたしは自分が思うよりもずっと…
ずーっとずーっとミンスが大好きだったことを、改めて痛感した…。
どんなに辛くても、寂しくても、
夜が訪れて、日が昇って、また新しい一日が始まる…。
もう…子供じゃなから…。
いつまでもしくしくはしていられないし、
やらなきゃいけないことも盛り沢山で…
だけどそれを理由に思い出さないようにも出来るし、忘れたフリも出来る…。
ミンスと別れてから今日まで…ずーっとそうしてきたけど…。
思ったよりも…
自分の中の、とっても大切な…大きなものを、わたしは失ってしまったんだ…
って気が付いた…。
「はぁーーーーーっ…。」
DH「??(笑)」
「もー…やだ。」
DH「ぇ?(笑)」
「やだやだやだやだやだーーー!」
DH「なにが(笑)どうしたんだよ(笑)」
「こんなの…ドンヘに見られたくなかった!」
DH「!?(笑)」
「ドンヘが余計なこと言ったからこんなことに…」
DH「オレのせい!?(笑)…なんで…(笑)」
「6年も一緒にいたのに…それが突然…好きな人出来ました…。赤ちゃんも出来ました。結婚しますって…ビックリしないわけないでしょー?(泣)」
DH「…(笑)お前がなんか…知ってる^^みたいな感じだったから(笑)」
「そんなことまで知らなかったもん!」
DH「…(笑)…ごめん…(笑)」
「なんでドンヘが謝るのー(泣)」
悲しいのか、可笑しいのか、もう何が何だか分からない涙。
泣きながら笑って、笑いながら泣いて…。
「今日は飲んで忘れろ」ってドンヘが言って、
次々と運ばれてくるお酒をわたしにお酌してくれる。
その昔…わたしはこのヒトに失恋して泣いたことがある。
あの時は、もうこの世の終わりだって思ってた。
何もかもなくなってしまえばいい…って思ってた。
「好き」とも伝えられないまま、
キスをしたことも、手を握り合ったことさえなかったのに…。
何がそんなに悲しかったんだろう…。
…でも、あれもあれで、すごく悲しかった…。
初めて好きになったヒト…。
初めて失恋をしたヒトの前で、大きな愛を失くして泣きじゃくるわたし…。
時が過ぎるって…
大人になるって、本当に不思議だなぁー…。
気が抜けたわたしは、さっきまでが嘘みたいに体中にアルコールが回った…。
真っ直ぐ座ってられないわたしを見て、「そろそろ行くか」とドンヘが言った。
ふらつく足取りでなんとかお店を後にした…。
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どんちゃん(プロフ) - 最高です♪この小説のファンになりました///更新頑張って下さいね! (2013年4月24日 2時) (レス) id: 140061aa42 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - もうきゅんきゅんです♪ すれ違いからのお互いをわかって同じ気持ちになれた 素敵です (2012年12月24日 6時) (レス) id: 709aae1201 (このIDを非表示/違反報告)
taimama(プロフ) - 幸せ過ぎます(^.^)梨子さんありがとう☆ (2012年12月21日 17時) (レス) id: 0a927acfca (このIDを非表示/違反報告)
ひょっくん(プロフ) - クリスマス+バラ+ドンへ=キュン死 (´ω`) (2012年12月21日 14時) (レス) id: abb7f299fb (このIDを非表示/違反報告)
みーな - やーん(//∇//)幸せ~♪ (2012年12月21日 14時) (レス) id: b178aed2c9 (このIDを非表示/違反報告)
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