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二十九話 ページ30

薫「そうだね〜。

  少なくとも、Aちゃんの前でカッコ悪い所は見せないよ〜♪」




零「くっくっく。
  今宵は闇夜…我輩たち『UNDEAD』が動く絶好の機会じゃ」




『…それを聞いて、妾も決心がついた




 行ってこい!
 持てる力の全てを、出し切ってくるんじゃよ!』




Aが背中を押して、UNDEADはステージへと歩き出す




零「A、これ片方つけとけ」




零がAに何かを投げる




『…!
 ピアス……?』




零「右耳、まだ塞がってねぇだろ




  お前も一緒に、ステージに連れてってやるよ」




『…ありがとう』




Aは右耳にピアスをつける




零「今から、お前は俺の半身だからな」




『私と零は、一心同体って訳ね…』




零「そ〜ゆ〜こと。
  だから……




  ''自分だけステージに立てなくて申し訳ない"
  とか、バカなこと思うんじゃね〜ぞ」




『!!
 ……零は、何でもお見通しだね』




零の指摘に、Aは目を見開いて驚く




零「当たり前だろ、幼馴染なめんな。
  何年一緒にいたと思ってんだ

  Aの考えてる事くらい、わかってんだよ」




零は分かっていた。
Aが、自分だけ共に戦えず、罪悪感を感じていることに




『…そっか

 じゃあ零、一緒に行こう。
 あのステージで、輝いてこよう』




Aは零の手を掴んで、ステージへと進む。




零「…じゃ、行ってくる」




二人はステージの袖で手を離す




『…行ってらっしゃい。
 楽しんできてね




 隣に、私もいるから』




零「…あぁ」




Aは零の背中を押した。
零はステージにいる『UNDEAD』と『fine』を真っ直ぐに見つめながら、歩いていった









〜『(今日が、最後の戦い。
  あとは、前だけ見ていればいい)




  任せたからのう…零、薫、晃牙、アドニス

  夜闇の魔物たちよ、観客をこの夜に溺らせるがよい!』〜

三十話 「対照」→←二十八話 「恋敵」



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設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ! , 愛され、逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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あやなん(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。色々と考えてしまうことはありますが、読者の皆さんに少しでも面白いと思っていただける小説をこれからも描いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2022年10月10日 23時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 再開ありがとうございます!!!!ずっと楽しみにしてたので嬉しいです!無理しない程度に頑張ってください!応援してます! (2022年10月10日 22時) (レス) @page44 id: a5378d014a (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!年末年始は立て込んでいるのですが、更新できるように頑張ります! (2021年12月26日 8時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品大好きです!!更新待ってます* (2021年12月26日 2時) (レス) @page42 id: e52c580f03 (このIDを非表示/違反報告)
セラヲタなごちん@飴玉中毒者(プロフ) - あやなんさん» ありがとうございます(о´∀`о) (2021年11月21日 10時) (レス) id: 23be3b705f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやなん x他1人 | 作成日時:2021年3月13日 21時

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