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二十六話 「正義」 ページ27

〜噴水〜




奏汰「ぷか、ぷか〜♪」




『りゅうせいぶるう』、深海奏汰はすでに自分のお気に入りの噴水で水浴びをしていた




『・・・・・・深海、くん』




奏汰「!
  『あやな』、ですか・・・・・・〜?」




奏汰が視界にとらえたのは、うつむきながらこちらに向かってくるAだった




『今日の、【DDD】に出てくれた、こと・・・・・・。
 ほんとうに、感謝しておる・・・・・・ありがとう

 それだけを、伝えたかったんじゃ

 じゃあ、妾はこれで・・・「『まって』ください〜」
 ・・・・・・・・・・・・』




奏汰「ぼくの、『おはなし』もきいてください〜」




『・・・・・・』ストン




奏汰の話を聞くため、Aは噴水に腰をおろした




奏汰「ぼく、あやなに『しゃざい』しないといけません〜

  いちねんまえ、あやなを『さいご』にきずつけたのは・・・・・・









  ぼくたち、『ごきじん』なんですから〜・・・・・・」




『・・・・・・・・・・・・』




奏汰の言葉に、Aは何も反応しない




奏汰「たくさん、きずつけて、きらって、あやなを『おいこんで』しまいました〜・・・・・・

  いちばん『つらかった』のはあやな、なのに・・・・・・」




『っ・・・・・・』




その言葉に、Aは顔をゆがませる




奏汰「『ゆるして』なんて、いえないことはわかってます・・・・・・




  それでも、あやなの『となり』にいたいんです〜」




奏汰は真剣な顔でAを見る




『・・・・・・違うんじゃ


 謝らなければならないのは、妾のほうじゃ

 崩壊したそなたたちに、苛立ちと怒りをぶつけて・・・・・・。
 理不尽に傷つけた




 妾こそ、そなたたちとならぶ資格などないんじゃ・・・・・・!』




奏汰「あやな、『かお』を『みせて』ください〜」




ぬれた手で、奏汰はAの顔を持ち上げる




『ぅ・・・・・・』ポロポロ




Aは、その紅玉の眼から大粒の涙をこぼしていた




奏汰「『なかないで』ください〜

  あれは『あやなのせい』じゃ、ありません〜


  あやなだけが、『くるしむ』ひつようはありません」




奏汰はAの頭を撫でる




『ごめん、ごめんね

 ずっと拒絶して・・・・・・




 ありがとう奏汰、大好き』

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設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ! , 愛され、逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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あやなん(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。色々と考えてしまうことはありますが、読者の皆さんに少しでも面白いと思っていただける小説をこれからも描いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2022年10月10日 23時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 再開ありがとうございます!!!!ずっと楽しみにしてたので嬉しいです!無理しない程度に頑張ってください!応援してます! (2022年10月10日 22時) (レス) @page44 id: a5378d014a (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!年末年始は立て込んでいるのですが、更新できるように頑張ります! (2021年12月26日 8時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品大好きです!!更新待ってます* (2021年12月26日 2時) (レス) @page42 id: e52c580f03 (このIDを非表示/違反報告)
セラヲタなごちん@飴玉中毒者(プロフ) - あやなんさん» ありがとうございます(о´∀`о) (2021年11月21日 10時) (レス) id: 23be3b705f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやなん x他1人 | 作成日時:2021年3月13日 21時

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