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日付が少し経ったある日の昼休み。

何やら騒々しい。

生徒会室の前にはどこかへ向かう生徒たちが絶えない。

「聞いたか?!噴水で面白いことが起きてるって!」

「あぁ!見に行こうぜ!!」

とどうやら集団は噴水のところへ向かっているようだ。

蓮巳「また下らんことが起きているというのか・・・・姫宮、衣更行くぞ」

衣更「は、はい!」

姫宮「えぇー・・・まぁいいですけど」

伏見「お供させていただきます」

4人が噴水まで行くと人だかりは時々大きく笑ったり引くような声が聞こえてくる。

「な、なぁ・・・あれはやりすぎなんじゃ・・・・」

「いやいや。でも面白いから見とこうぜ」

「お、おい!生徒会が来たぞ!」

その声と共に道が開かれて行く。

蓮巳「生徒会だ!いったいこれはなんの騒ぎだ!」

と中心まで行くと噴水にはメイク道具がばら撒かれており、その中には男子生徒たちに頭を抑えつけられて水面とぎりぎりのところに顔を迫られているAが居た。

顔が濡れているということは何回もつけられたのだろう。

蓮巳「これはいったいどういう状況だ。九条美琴」

そんなAの様子を笑みを浮かべながら見ていた1人の女子生徒が前に出た。

美琴「お久しぶりでございます。蓮巳副会長。これはただの躾でございますわ。普通の躾だということを聞かないものですから少々大掛かりに。ご迷惑をおかけしたのなら今すぐ引かせますわ」

と美琴が片手をあげると男達はAから手を放して噴水から出る。

途端にAは立ち上がり水にぬれて垂れている髪をかき上げた。

そして静かにとても静かに、それでもしっかりと美琴を見ていた。

A「此処まで低俗に落ちた娘を世に出そうというのだから九条家も地に落ちたものね」

そして噴水の中を進んで何かを取り上げるとそれを首にかけた。

美琴「おや、まだ減らず口を叩けますか。素直に下ればこれ以上痛い目は見ないでしょうに」

Aはメイク道具や化粧品を拾い集めながら近くにいた人間の袋をもらいそれに入れていく。

美琴「無視・・・・ですって?」

A「生憎と私は無駄な時間と行動が嫌いでね」

というとあっという間に片づけてしまい噴水から出る。

Aが進むと道が開ける。

そしてベンチにかけてあった上着を羽織る。

「ちょっと!美琴様を無視するなんて大分失礼でなくて?」

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dragonkotataka(プロフ) - 失礼なのは承知ですが、お話の内容があまり頭に入ってきません (2020年6月9日 19時) (レス) id: c8b2391e71 (このIDを非表示/違反報告)
大貴@眠い(プロフ) - なずなくんの漢字が違います。仁兎って書きます。読み方は、あってますが。。。なずなくんの推しとしては、間違えて欲しくなかったです。ごめんなさい。 (2019年9月20日 17時) (レス) id: ffd2ea8bcc (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - すみませんが【32話】が抜けてますよ。 (2019年9月4日 23時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://  
作成日時:2019年8月10日 17時

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