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午後から朔間零の席にAが居た。
仁兎「なんでこんなところにいるんらよ!」
A「編入試験はちゃんと受けて来たわよ?」
深海「Aとおなじくらすですねー」
日々樹「素晴らしい悪役でしたね」
Aは笑みをこぼした。
A「仕方ないよ。君のライバルはどうにも不器用だからね。今も言いたいことを言えずにいたから贈り物をしてしまったよ」
と三人で笑い合っていると鬼龍が入ってきた。
鬼龍「おい!蓮巳の旦那に何を渡した!」
A「人、一人の人生を大きく動かす代物だね。敬人には大分重たい代物だ。だから鬼龍が支えてあげて?私も片棒を担いであげたいけど無理」
鬼龍「無理ってどういうことだよ」
Aはさらさらっとノートに二本の線を書き込んだ。
A「この線が私で、この線が敬人ね?はい。引っ張ってごらん?」
鬼龍「舐めてんのか。平行な線は永遠に交わらない」
A「そういうことだよ。ただ、共通していることがある。この線で言えばノート、ペン、定規、環境、書いた人間、見ている人間と軽くこれだけなら見つけられる。私と敬人の共通と言えばこの学院、年齢、友人、とまぁ個人情報だからここまでにしよう」
線と線の間に適当に縦線を入れた。
つまり繋げたのだ。
A「交わることはないけど手を伸ばすことはできる。今回は、というか基本私が手を伸ばしてやる状態だね。その一つがあの動画だし、君に頼んだ御遣いだし、今さっき言った君への頼み」
鬼龍「蓮巳の旦那にあんな顔をさせてやることなのか?」
Aはただ笑みを浮かべるだけで何も言わない。
鬼龍「何とか言えよ!」
A「言ったところで理解されない。私は時間の無駄になる行動は嫌いだからね」
鬼龍「あぁそうかよ!!」
と鬼龍はまた教室を出て行った。
A「じゃ寝る」
仁兎「えぇ?!」
深海「おやすみなさーい」
日々樹「まぁつまらないものはつまらないですからねぇ」
という言葉を聞きながら机に突っ伏した。
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dragonkotataka(プロフ) - 失礼なのは承知ですが、お話の内容があまり頭に入ってきません (2020年6月9日 19時) (レス) id: c8b2391e71 (このIDを非表示/違反報告)
大貴@眠い(プロフ) - なずなくんの漢字が違います。仁兎って書きます。読み方は、あってますが。。。なずなくんの推しとしては、間違えて欲しくなかったです。ごめんなさい。 (2019年9月20日 17時) (レス) id: ffd2ea8bcc (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - すみませんが【32話】が抜けてますよ。 (2019年9月4日 23時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2019年8月10日 17時