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chapter4 ページ6

コツコツッ

あ「・・・」


炎「・・・」


今Aは焦っていた


(どうしよう、何か話題を出さなければ)


紅炎と話が続かないことに


つくづく思う


なぜ姉上はこんな堅物と話が出来るのだろう?


私だったら絶対に無理だ


炎「・・おい」


あ「へあいっ」


急に話しかけられたのに驚き、つい変な声が出た


紅炎はその声を聞いたとたんに吹き出した


そしてそっぽを向きながら口もとを被う


対するAは顔を真っ赤にしながら紅炎を睨み付けた


あ「だっ誰にだって気が抜けたらこういう声が出るでしょう!そんなに笑うこと無いじゃ無いですか!//////」


顔を真っ赤にしながら紅炎を怒鳴りつけた


炎「すっすまんwwwついっ」


真っ赤なAの顔を見てなおさら笑い声を大きくした


あ「〜〜っ//////」


Aは堪えられなくなって紅炎を無視して食堂へ歩き始めた


炎「待て」


しかしその足も紅炎によって止められた


あ「何ですか!?勝手に笑ってぇ!」


怒りを露わにしながらAは振り向く


炎「すまなかった。それで、話なのだが」


笑って居たことが嘘のようにころりと表情を変え


紅炎は真っ直ぐAを見つめた


さっきとは違う顔に少し戸惑いながらAは耳を傾けた


炎「明日からシンドリアへの留学だが」


やっぱり


Aは自分の想像通りの質問が来たから少し緊張感を持った


炎「シンドリアは少し面倒だ。気をつけろ」


あ「はい」


Aも紅炎をしっかり見つめ、力強く返事をした


我が国の神官、ジュダルとシンドバッドは犬猿の仲らしい


ジュダルがシンドリアに着いてきたらなおことの運びが遅くなる


あ「・・・出来れば、神官殿をシンドリアへ来ないようにしてはくれませんか?」


炎「出来る限りはするが、たぶん行くと思うから、そこら辺はお前が対処しろ」


あ「はい、それは百も承知です」


時々思う


紅炎はどことなく兄、白雄に似ていると


優しい感じは無いが、威厳のある凜々しい面持ち


微かに感じる白雄の香


たぶん同じ香をつけているのだろう


しかしAも幼かった故に白雄を感じられるのは香程度しかなかった


それでも


白雄を覚えていられるのは嬉しかった



それでも紅炎は苦手だ



話をしている間に食堂に着いた


そのあと、二人しか居なかったからさっさと食べ終えて明日の準備に戻っていった

番外編【お菓子のように甘い君】 ハロウィン企画→←chapter3



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葉山清蘭(プロフ) - 藍月さん» なんとお優しい…!ありがとうございます(●´ω`●) (2014年11月16日 12時) (レス) id: 3954193801 (このIDを非表示/違反報告)
藍月(プロフ) - 葉山清蘭さん» 大丈夫です!!じゃあこっちでお喋りしましょう(*´艸`) (2014年11月16日 12時) (レス) id: 980137ef63 (このIDを非表示/違反報告)
葉山清蘭(プロフ) - 藍月さん» 嬉しいです!…でも、ボードに入れないんですよね…(´・ω・`) (2014年11月14日 19時) (レス) id: 3954193801 (このIDを非表示/違反報告)
藍月(プロフ) - 葉山清蘭さん» ですよね〜てかお友達になりませんか?? (2014年11月14日 19時) (レス) id: 980137ef63 (このIDを非表示/違反報告)
葉山清蘭(プロフ) - 藍月さん» 良い人が多いです(●´ω`●) (2014年11月14日 7時) (レス) id: 3954193801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍月 | 作成日時:2014年10月26日 21時

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