神様にもわからない＃2 (ページ6)

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いづみ「あれ？トイレットペーパーの予備がない」

「あ、それならこれから買いに行くんだけど…」

いづみ「そうなんだ。どうしたの？」

「ちょっと他にも買わないといけないものが多くて、手伝ってもらってもいい？」

いづみ「いいよ。他には何が必要なの？」

「えーとね、ティッシュ、ガムテ、マジック、ファイル、ノート、カーテン、それから…」

いづみ「そんなにあるの！？」

「ちょっとづつ買ってはいるんだけど…
本当は一気に買ってしまいたいけど一人じゃ運べなくて
至はイベント中だからって車出してくれないし…」

シトロン「カミサマ、どうかしたネ？」

「あ、いいところに！これからいづみと買い物に行くんだけど、シトロンも手伝ってくれない？」

シトロン「おー、オフコース！料亭に花でデート！イイネ！」

いづみ「両手に花、かな？」

「そうだと思う。じゃあ行こうか」

いづみと買い物をするのは初めてだ。

シトロンとは時々一緒に買い物をするけど、シトロンはいつも荷物を持ってくれる。

道を歩くときも必ず車道側を歩いてくれる。

何気にいつも紳士なのだ。

きっといづみもそう思ってるだろう。

ただよく分からないタイミングで立ち止まったり、何かを警戒するような素振りをを時々見せる。

初めはその行動が謎だったけど、しばらくしてシトロンが何かに追われていたような事があったのを思い出してからは一緒に買い物に行く回数を減らした。

いづみ「シトロンくん？どうしたの？」