第48戦 血に飢えた獣。 ページ49
「ぁあ?」
・
土方が聞き返す。
すると、俯いたままAの顔から初めて笑顔が消えた。
・
「それは…、3Zからアタシに向けての宣戦布告と受け取っていいのね…?」
・
言いながら顔をあげたAの顔には、不敵な笑みが浮かんでいた。
な、何…?
この時、妙は、いや、妙だけではなく、神楽も、九兵衛も、土方も沖田も
みんな、みんな…この血に飢えた檻の中の獣のような目に身震いした。
・
「あ、あぁ。」
・
土方はたじろぎながら答えた。
・
「…そっかぁ。いや〜頑張らなきゃね♪」
Aは、一瞬でまたいつもの笑顔に戻った。
・
さっきまでの顔は嘘だったような微笑み。
みんながみんな、あれは気のせいだ、と思っていた。
私も…実際にそう思っていた。
・
少しの沈黙のあと、廊下から先生のペタペタという古びたサンダルの音がしたので、
A以外は全員席に着いた。
あの目を見た者の手は、まだ何かに怯えるように震えていた。
妙side終了
@@@@@【2013_7_24】@@@@@
ラッキーアルファベット
X
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧月 美柑(プロフ) - そうなんですねww朱雀って可愛いですもんね!wいえいえ!さっき更新したの知って嬉しすぎて布団の中で悶えてしまいました!母からの目が冷たかったです…笑笑 (2016年10月21日 7時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» ぶりっ子ですねwwとりあえず名前を使いたかっただけの模様・・wいやもう本当にありがとうございます…!私もまた停止しないように頑張ります…!!!! (2016年10月21日 0時) (レス) id: 64950a10cd (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - まあ、そうかもですwカッコイイですよね!この作品内ではぶりっ子だけど笑笑そうなんですね!続編もすぐ読み終わっちゃって、、はやく続きみたいです! (2016年10月20日 19時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» 私の書いてるこれ、今見ると本当に王道の王道を通っているので似てる人結構いるかもですねww朱雀ってかっこいい名前ですよね!数年前、ある本に出てきた朱雀ってキャラが好きでそこから持ってきてますたぶんww (2016年10月20日 18時) (レス) id: 93086fc0c9 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - そういえばこの話わたしが今アナログで書いてる話と似てます笑笑朱雀ってでてくるしw (2016年10月20日 17時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぎん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/souitakata/
作成日時:2012年4月3日 15時