第47戦 束の間。 ページ48
「Aちゃん。神楽ちゃんは説明を求めているの。
どうしてあんな理由で朱雀ちゃんの腕を切ったの?」
「ぇえ?腕?んー?
…あのさ、話の内容がどうも掴めないんだけど。
私って朱雀ちゃんに何かしたの?
てゆーか本人はどこなのよ?」
「はぁ…。君は昨日の放課後、屋上で朱雀ちゃんの腕をカッターで切った。
朱雀ちゃんは君から逃げて来たんじゃないか。
そのあと、僕らに相談してきたんだ。」
・
九兵衛がため息混じりに説明をした。
・
「今朱雀ちゃんは…」
・
九兵衛は辺りを見回すが朱雀はおらず、代わりにいつの間にかいた新八が呟いた。
・
「今日はショックで休むそうですよ。」
「…だそうだ。」
・
九兵衛が言い終えると、Aはあーと言う。
・
「うん、それ全くの嘘だね。あなたたち騙されてるよ?
…まぁ、強いて言うなら『昨日の放課後、屋上』までは合ってるケド♪」
「ナンデソンナコト言エルンダヨ」
・
キャサリンがみんなの言いたかったことをいち早く言った。
・
「えーだってさー、
昨日は私急ぎでもないけど用事あったから屋上行っても2、3分で帰ったし。
あっちの方向に。」
・
Aは言いながら昨日妙たちが歩いていた方向を指差す。
すると、神楽が訝しげな顔でこちらを見た。
神楽ちゃんの言っていたことは本当だったのかしら…?
・
「それこそが嘘なんじゃないですかィ?」
・
沖田が言うと、土方がバケツを持って、低く鋭い声で言った。
・
「とにかく、この水は朱雀の敵討ちだと思え。
無論、こんなもので済むと思うなよ。なにしろ切ったんだからな。流血沙汰なんだ。
お前にはしっかり反省してもらうからな。」
・
すると、Aは俯いた。
…やっぱり、この迫力にはAちゃんでも勝てないのね。
早速自分の行いを後悔してるかしら?
と、妙が思ったのも束の間、Aは俯いたまま何かブツブツと呟く。
・
「それは………よね?」
@@@@@【2013_7_24】@@@@@
ラッキーアルファベット
X
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧月 美柑(プロフ) - そうなんですねww朱雀って可愛いですもんね!wいえいえ!さっき更新したの知って嬉しすぎて布団の中で悶えてしまいました!母からの目が冷たかったです…笑笑 (2016年10月21日 7時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» ぶりっ子ですねwwとりあえず名前を使いたかっただけの模様・・wいやもう本当にありがとうございます…!私もまた停止しないように頑張ります…!!!! (2016年10月21日 0時) (レス) id: 64950a10cd (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - まあ、そうかもですwカッコイイですよね!この作品内ではぶりっ子だけど笑笑そうなんですね!続編もすぐ読み終わっちゃって、、はやく続きみたいです! (2016年10月20日 19時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» 私の書いてるこれ、今見ると本当に王道の王道を通っているので似てる人結構いるかもですねww朱雀ってかっこいい名前ですよね!数年前、ある本に出てきた朱雀ってキャラが好きでそこから持ってきてますたぶんww (2016年10月20日 18時) (レス) id: 93086fc0c9 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - そういえばこの話わたしが今アナログで書いてる話と似てます笑笑朱雀ってでてくるしw (2016年10月20日 17時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぎん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/souitakata/
作成日時:2012年4月3日 15時