《銀魂３Z》メチャモテ番長…ｳｿｳｿ。メチャ夜兎番長！

第46戦 白をきりとおす？ ページ47

Aは頬に水を滴らせ、眉ひとつ動かさず、ニコニコと笑顔のまま。


・


「え、何？」


・


この子、何物？この状況で動揺しない上に笑顔でいられるなんて…。


妙は水浸しのAを見る。


・


「うっわー、ビショビショじゃないのー」


「悲惨ですね。」


「濡レルンダヨ!ドッカ行ケヨ!」


・


Aを見て、阿音、たま、キャサリンが言い、
それに続けて皆口々にAに罵声を浴びせている。


しかし、それにも動じずに表情を変えないA。


・


「おい。いつまでもヘラヘラしてんじゃねぇよ。」


・


土方が言うと、Aは表情を変えずに少し考え込む素振りを見せた。


・


「…だってどーゆー反応すればいいのか分かんないんだもん」


・


みんな沈黙する。が、すぐに神楽がそれを破った。


・


「幻滅アルよ、A。朱雀にあんなことするなんて。」


「ん?何？私なんかしたの？あんなことってなに?」


「とぼけんじゃないアル。昨日の放課後、屋上で朱雀傷つけたらしいじゃないかヨ。
何でそんなことしたアルか？
説明するヨロシ」


「…?それどーゆーこと…?」


ニコニコとどこまでも白をきりとおすようなAに、
妙はだんだんイライラしてきていた。






＠＠＠＠＠【2013_7_24】＠＠＠＠＠

第47戦 束の間。→←第45戦 そして。

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す