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34話 ページ39

鬼灯side


Aさんが白豚と話すらしいです。

心底心配ですし、嫌です。

幽閉されてる間体を痛めつけられて……
もしかしたらまたやられるかもしれません。


嫌なのは……
よくわからないんです。

ただ、目隠しを断固として外さなかったのに
白澤さんが来てからすぐ外した。

…それがどこと無く、嫌でした。


鬼「Aさん、大丈夫でしょうか」

凛「心配」

蓮「スケコマシ、何かしてそう」

今すぐに部屋に行ってあげたい。

それがAさんの為になるかはわからない。

Aさんを助けたいんです。


鬼「Aさん…」

白「かなり心配してるんだね〜」

凛「スケコマシ」

蓮「でたよスケコマシ」

白「うん、スケコマシじゃないからね」

凛「お姉ちゃんにイジワルした?」

蓮「したら拷問だよ?」

白「朴念仁の影響受けすぎだろ!?」

鬼「Aさんはどうしたんですか」

ニヤニヤ笑う白澤の肩を掴み揺らす。

白「また自分が生まれた意味がいいだした。
最後は勝手に泣き出したけどね」

自分が生まれた意味を求めて、
たった1人の兄に助けを求めている。

その兄さえ、手を差し伸べてくれはしない。


それが辛くて、貴女は泣いているんですか?


鬼「この…駄獣っ!!」

白「ぐっ……!」

堪えきれずに白豚を殴り倒す。

これじゃあ足りないくらいですけど。

凛「お姉ちゃんいじめた」

蓮「いじめちゃ駄目」

座敷童子さんも一緒に白豚を殴る殴る。←

鬼「凛音さん、蓮香さん、頼みました」

凛「お姉ちゃんよろしく」

蓮「泣き止むかな」

変わらずボコボコにされる白豚を横目で流し、
自分はAさんの部屋に足を向ける。


今だって、1人で泣いてる。

そう、昔の私のように。

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怪目百鬼 - アヤナグリィトさん» こちらこそ(≧∨≦)これからも頑張ってください! (2015年12月7日 21時) (携帯から) (レス) id: 19044fb9c1 (このIDを非表示/違反報告)
アヤナグリィト(プロフ) - 怪目百鬼さん» めっちゃ綺麗でしたよ!またお願いします!! (2015年12月7日 19時) (レス) id: c54cbdd1c9 (このIDを非表示/違反報告)
怪目百鬼 - アヤナグリィトさん» お礼を言われるまでもありません(≧△≦)また、依頼みたいなの(鬼灯の冷徹関係)あれば何なりと。画力は終わってますが… (2015年12月7日 16時) (携帯から) (レス) id: 19044fb9c1 (このIDを非表示/違反報告)
アヤナグリィト(プロフ) - 怪目百鬼さん» わざわざ描いてくださりありがとうございます!! (2015年12月6日 16時) (レス) id: c54cbdd1c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅零(プロフ) - はじめまして紅零と申します。怪目百鬼から頼まれまして、画像を載せることになりました。[マギ]夢主イラスト集~募集中~で載せます。どうぞ見てください。 (2015年12月6日 12時) (レス) id: c3f9c948e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アヤナグリィト | 作者ホームページ:ありません。  
作成日時:2015年9月27日 20時

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