烏天狗警察に幽閉されてる凶兆の神様【鬼灯の冷徹】

19話 ページ24

卯月十六日

自分で目隠しを外せました。
それから現世に行って、
タピオカを買って貰いました。

あと、鬼灯様とお揃いの万年筆貰いました。
絶対大事にしましょう。

明日は閻魔大王が溜めた書類があるので
かなり忙しくなるでしょう。

では、また明日。
頑張りますか。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

『ぜんっぜん、終わんない〜』

鬼「あのアホ大王は・・・」

書類タワーの解体してます。

朝5時前から初めて、
ただいま昼の12時半。

7時間机と書類に向き合い、
万年筆片手に必死に書類をやる。

ですが、半分くらいしか終わってないです。


泣いてよろしいか？


『うぅ〜・・・腕が・・・』

鬼「大丈夫ですか？
慣れないとキツイですからね」

鬼灯様、目のクマ酷いです・・・。
また徹夜したんですね。

『鬼灯様、何徹目ですか？』

鬼「まだ1日ですから、余裕です」←

『寝ろっ！』

鬼「ゔ・・・」

キレイに入った右ストレート。(鳩尾に)

・・・鬼灯様が寝たところで、
お仕事再開いたしましょうか。

『あ、鬼灯様運ばないと』

私に寄りかかったようにきぜt・・・
じゃなくて寝てる鬼灯様。

気絶なんてしてないよ？←

このままだと重いので、
・・・まぁ、奥の手に出ます。

『人いないですよね？』

鬼灯様寄りかからせたまま獣姿に変化する。

あまり人に見せたくない姿なので・・・。

鬼「Aさん」

『え・・・・・？』

鬼「気絶したフリしてました」

足が震え、蹄が床で音を立てる。

ああどうしよう。
鬼灯様が不幸になってしまったら。

鬼「獣姿もお綺麗ですね。
少し、このまま寝かせてください・・・・」

『鬼灯様？・・・凄いお人ですね』

獣姿の私を怖がらないどころか、
綺麗といいそのまま寝てしまった。

『私も寝ましょうか・・・ふぁ〜』

大きなあくびをしてから
鬼灯様をお腹に乗せるように丸まり、
私自身も少しお昼寝をしました。


なぜか自分の悩みが小さく見えた。
そんなお昼休みの時間でした。

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