検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:39,554 hit

7話 ページ9

グルッペン視点


部屋のドアが大きな音を立てて閉められた。


「と、いうことだ。お前は今日から俺の補佐として動いてもらう!よろしくな!」


自分でも笑顔になってるのが分かった。


『…お前の側になんていたくないけどね、ご主人が命令したからいてあげる。ご主人に感謝して。』


「おいおいうちの総統に対して大分喧嘩腰やなお前おもろいやんけ」


「トントン今、怒ると思ったわ」

俺とゾムとトントンの笑い声が部屋に響く


「はー…というかお前の声綺麗だな。もっと喋って聞かせろ。ほれほれ。」

俺は犬の頬を片手で挟み遊ぶ


『………名前はAだ。なんて呼んでくれても構わない。』


そう言って俺の手を弾き、口輪を付け直す。


「ほー…ではA、お前は今日から俺と行動を共にしろ。そして俺に忠誠を誓うのだ!」


『…』


無言で頷くA


「なんや、お前これつけたら喋らなくなるんか」

ゾムが口輪をつつく


無表情でされ続けるA


「ふん…つまらんな。まぁ良い。城の中を案内してもらえ。そこに大先生がいるはずだ。」


扉の外にはおそらく大先生がいるはず…

『……』


Aは無言で部屋の扉を開け、外に出た。





.






「…ほんとにええんか。あいつうちに入れて」


しばらくしてトントンが口を開いた。


「あぁ。大丈夫だろう」

「あんたのその自信はどっからくるんや…」


「あの方の国の兵士だ。それに先ほどの行為は自分の総統が好きだったが故の行動だろう。

カネヌ国の総統様はAに命令して出て行った。俺を、この国を守れとな。

自分の総統からされた命令には歯向かわんだろう。」



紅茶を飲むと頰の痛みに気がついた。


「いっ…」


「そりゃあんたあんだけ思いっきり殴られたら痛いでしょうよ」


「応急処置でいい…してくれ」


「神のとこ行きや。」


「くそ……」


ペ神のところへ向かおうと部屋を出た。

そこにもうAと大先生はいなかった。

無事出発したらしいな。



「俺も行くか…」


__________

お気に入り登録288人!!

ありがとうございます!!

8話→←6話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
446人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

やすべ(プロフ) - 平田さん» それ!わざとですのでご安心を!なんかググったらシャベルとショベルとスコップといろいろな言い方があり、関東圏と関西圏ではシャベルとスコップと呼ばれるものが逆になるらしいのでショベルを選択させていただきましたー!長々すみません!(本当に長い) (2018年5月10日 17時) (レス) id: d4cb1582f6 (このIDを非表示/違反報告)
平田(プロフ) - 3話でシャベルがショベルになってますよー (2018年5月10日 3時) (レス) id: 867f3496a3 (このIDを非表示/違反報告)
やすべ(プロフ) - びんとろ(とろ)さん» ありありありがとうございますすすす!!!!更新頑張ります!!れ!! (2018年5月5日 19時) (レス) id: d4cb1582f6 (このIDを非表示/違反報告)
びんとろ(とろ)(プロフ) - うわどちゃくそすき。更新頑張ってくださいぃい!!!! (2018年5月5日 12時) (レス) id: 66dff710cd (このIDを非表示/違反報告)
やすべ(プロフ) - シホさん» 申し訳ないだなんてそんなことないです!ありがとうございます!!性癖合う方がいてとても嬉しいです…ありがとうございます! (2018年4月29日 23時) (レス) id: d4cb1582f6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やすべ | 作成日時:2018年4月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。