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また興味が湧いて手元を見ると、今日の模擬戦闘の結果と考察、個性の研究等がノートにずらりと書いてあった。
しん とした教室の中、自分は彼女のノートに目を向ける。
そこで目に入った
『 モノマネくん 相性が悪い 』
恐らく、自分のこと。
｢………ねえ、モノマネくんって僕のこと？｣
｢うん、そうだよ｣
｢僕の戦い方まで書いてくれるんだ｣
｢まあ、考察しないとだから。｣
優等生は違うね〜と声をかけつつ、自分の劣等感を押しつぶす。
｢へえ、相性が悪いと思ったんだ｣
｢…………悪いどころか｣
彼女はペンをことん、と置いて、ようやく僕の方を見た。
目を嫌そうに細めて、低いトーンを出す
｢個性以外の実力差が丸見えだったというか｣
ぎゅっと潰したはずの劣等感が湧いてきた。
彼女は勝者で、自分は敗者
何度も言うが、個性は同じ。
言い方は悪いが、効率は自分の方が明らか良い。
｢君と私の個性、元々人の個性がないと生きてけない没個性なんだよ
個性で勝負したってやっぱどうにもならないね｣
興味を示さない彼女と、押し潰せない自分の劣等感が渦巻いて、感情が上下した
彼女の腕を強引に引っ張り、距離を詰める。
劣等感？それからの
興味を示せ、という
独占欲、というものだろうか。
歪な感情を彼女に押し付けてしまう。
床に押し倒せば、彼女は 重い、どけ と口だけで反抗する。
｢モノマネくん、｣
｢……お前、僕の個性馬鹿にしてんの｣
｢…………してるよ
君の個性、私と同じなら、さぞ使いにくくて可哀想だなと思って｣
自嘲か。
けれどもどうしても、自分の個性を馬鹿にされたのが悔しくて仕方ない。
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タナタ(プロフ) - 文章の書き方がとても素敵です！良ければ、ホークス書いて欲しいです！これからよ応援しています！ (2月25日 22時) (
レス) id: 4118c67c05 (このIDを非表示/違反報告)
Syara(プロフ) - 滅茶苦茶面白かったです…!!荼毘くんが最推しなのですが他のキャラクター達も読んでみたところ魅力がたくさん…推しが増えてしまいそうです… (2023年2月2日 22時) (レス) id: ebcd0fa8e6 (このIDを非表示/違反報告)
累 - 鉄哲君の物語の甘酸っぱさに1人悶えておりました！とても良い物語ありがとうございました！ (2021年8月16日 9時) (レス) id: 1eb84dbd89 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 短編もステキです(*´ω｀*)かっちゃん姉弟夢…切ないけどツボです！幸せになってほしい(切実) (2019年2月21日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ - 面白いです!リクエストなのですが、飯田君とオールマイトをお願いします! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 23dcbd0823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2017年5月27日 17時
